子ども時代から知り合いのハイシン。今も片想いに近いあこがれを抱かせ続ける対象のハイシン。実はほとんど関係を持ったも同然なのだが、正確には寸前の段階で止まっていた。双方の恋人への遠慮とともに、将来の約束を交わさないままの状態での無責任な欲望への拒否感と抑制力が大きな理由だった。さすがに前回の全裸のふれ合い後に約二年が経ち、仕事優先でハイシンのプライヴェートがフリー戻ったとも聞き、とにかく撮影という名目のもと、深い交渉に進みたいとお願いを入れてみた。ちょうど車の免許取得と購入のタイミングにぴったりはまった偶然や、これまで半恋人のごとき立場の行使における振りまわしに対する感謝ゆえか、撮影の名目を利用可の返事をくれた。なんて流れにともない、愛の営みを密着レヴェルで実践に移す。カメラはふたりの完全ヌードのたわむれを客観的にとらえる。その意外なほどに冷静な展開に、愛があるからこそ、肉体の快楽はあえて表情につくらないとの本質がにじむ。
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ハイシン・フリス フィリピン／ノース・カロオカン（メトロ・マニラ）生まれ。 カレッジを卒業後に適職を探したのち、ＩＴ系の会社に就職で生活が落ちつくも、家族や自分のことで出費がかさむ日々。それでも休日はトレッキングや自然散策を楽しみ、ときどき旅行へ出かける。山歩きには、半恋人（？）の本作ディレクターが贈ったマウンテン・バッグを愛用する。また、チョコレートなどの甘いものをパクパクのせいか、ポッチャリ化の進行がうかがえ、肉づきがよくなる。同時に巨乳化も起こしたようだ、と今回のもみ心地から推測がもたげる。現在はステディーのボーイフレンドがいないため、素っ裸同士のスキンシップが久しぶりともらす。しばらく結婚は眼中の外というも、数年以上前の本作ディレクターのプロポーズがまだ有効かの問いに対し、あなたは「今の恋人をどうするの？」とつっこみを返す。 キャプチャー画像から |
演出：林
杜押瑠
ロケーション：バタンガス
収録時間：73分
制作・発売：有限会社あじぱら・エンターテインメント
商品番号：AJIP-01142 定価：\3,800（税抜）＋税
発売日：2015年10月23日
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