ＴＵＭＩＴＩＢＯＫ…　ＫＵＭＩＫＩＲＯＴ
（ときめき…　痛み）
　
03年：ＡＴＢ−４フィルムズ
監督：アルマンド・Ａ・レイエス
主演：ジネット・ホアキン
　　 　ミレット・アバロス
　　　 トリナ・シールズ
　　　 アレン・ディゾン
　　　 モン・コンフィアド
　　　 マイケル・ゴメス
　ハイ・スクールの同級生たちが七年後に集まる青春の残像劇。
　といってもジネット・ホアキン、ミレット・アバロス、トリナ・シールズの顔合わせだから、セクシーな内容に違いない。
　アレン・ディゾン演じる子どもがいるも、妻に逃げられたやもめと、モン・コンフィアド演じる暴力夫に殴られっぱなしのジネット演じる妻、エルウィン・モンテス演じるふがいない夫を追いだしたばかりのミレット演じるシングル・ウーマン、トリナ演じる自分勝手な妻をもらっているマイケル・ゴメス演じる夫がかつてのクラス・メート。ビーチ・リゾートでしばらく共同生活するうち、それぞれの抱える悩みが明らかになっていく内容。
　アレンはした隠しにしているもののゲイで、密かにモンへあこがれている。ミレットはアレンを誘惑するのに、アレンが応じてくれない。モンはジネットにナイショでミレットを口説くも、うまくかわされる。トリナは「退屈だ、退屈だ」と騒ぎ、ミレットとケンカ。マイケルがミレットを抱いたと知って、一人ふんがいのうちに帰る。モンはアレンの気持ちに勘づき、あえて挑発して「オカマだ」といいふらす。マイケルがミレットを受け入れなくなったので、ついにモンがミレットとセックス。これをジネットが目撃し、モンとのトラブルを相談したアレンに迫って「ちゃんとセックスした。オカマじゃなかった」とモンに返す。
　なんてほとんど肉体関係がらみのトラブルばかりで、低次元だなあとあきれる印象。
　でもカミング・アウトしてイーアン・ヴァルデス演じるオカマと一緒に新生活を切りだすアレンや、ついにモンが泣いて謝るも、自立を決意して家をでるジネットなど、一応のドラマにはなっている。マイケルとトリナがよりを戻す予定調和の和解劇や、ミレットがボビー・ベニテス演じる中年の守衛とくっつく予想外の展開もあって、およそ緻密に練った構成とはほど遠い、多少行き当たりばったり的な面白さがフィリピン映画かなあ、とヘンに納得。
　撮影が手抜きで、色調や照明がシーン内で一定を保てなかったり、安手な部分は困ったものだ。
　まあ、三人の女優がけっこう大胆に脱いでくれるから、他の要素はどうでもいいじゃないか。
　ジネットはファンだったのだが、ここでは意外とブスっぽくてアレレ。もっとも白いピタパンから浮きでるプロポーションが、相変わらずのバツグンさでさすが。モンに抱かれるときは、乳首がこぼれる寸前の前かがみになったオッパイの谷間がみごとなうえ、アレンとのセックスでは、正常位でこすれ合う胸の間から乳首がチラチラッとのぞいてドキッ。
　一番、見せ場の多いのはミレットで、エルウィンとのセックスからして全裸でオッパイとお尻を丸だしだが、右の乳房に傷のあるのがちょっと気になる。アレンへの挑発はブラとホット・パンツにとどまり、モンにアタックされるとき、ブラをはずしてオッパイを堂々のポロリ。ここでは傷が消えていて、実にチャーミングな乳房。さらにホット・パンツをズリおろし、白い紐パンティーがあらわになった途中でとめると、オッパイを手で隠しながら、パンティーを半だしででていく姿がそそる。海岸で戯れるシーンでは、ボトムにパレオを巻いているものの、ミレットだけ水着でウハウハ。勢いあまってボビーにからむとき、その水着のブラをとってオッパイをドバーッ。マイケルとのセックスでは、バンガローで全裸になると、正常位でオッパイをペロペロされる。なりゆきでモンとできちゃうのは女子トイレの中で、まず入る際のハミケツになったホット・パンツによだれダラダラ。立位でシャツを脱がされるや、またもオッパイが完全露出で、こりゃスゲー。ジネットの目撃ショットへと続き、ミレットがシャツを着ているのはつながり的にヘンかな。
　トリナはシャワーの中でマイケルと抱き合う際にオッパイがみえないし、下にチラッとパンティーをはいたままなのがバレている。仲直りしてのカー・セックスは女性上位で、全裸のはずなのにオッパイが隠れっぱなしながらも、前後にある水着姿のパワーでヘロヘロにしてくれる。砂浜でブラの紐をとき、パンティー一枚でうつ伏せに寝ているポーズでのヒップラインがキュートなうえ、ギリギリの乳首が視線を奪う。マイケルがきてローションをぬり、いったん仰向けになり、モロだしになった上向きオッパイにチュッチュッ。一人、家でマイケルとの楽しかった思い出を回想するシーンでは、ストライプのビキニでマイケルと海の浅瀬をジャレ合う動きが素晴らしい。マイケルに身体を持ちあげられて、パンティーがお尻にピタッと貼りつき、これ以上なく食いこんでいる。
　とにかく三人のボディー攻撃によって、映画は退屈を免れるどころか、相当なる満足感をプラスしたようだ。