“ＴＵＬＯＹ…　ＢＵＫＡＳ　ＡＮＧ　ＰＩＮＴＯ！”
（短期滞在ゲスト…　出口のドアが開くのは明日！）
　
98年：タウルス・フィルムズ
監督：ニール・タン
主演：トントン・グチェレス
　　　 ジョージ・エストレガン（ジュニア）
　　　 ラモナ・リヴィーリア
　　　 カミール・ロハス
　　　 エルウィン・モンテス
　　　 カトリナ・パオラ（パウラ）
　　　 シーラ・サンチェス
　　　 レーチェル・ロア
　　　 ナタリー・キゾン
　　　 アルヴィン・ロケ
　遺産相続をめぐるミステリー。祖母（スーザン・レイエス）が亡くなり、孫たちが集まってくる。レジー（カトリナ・パウラ）は日本帰りのモデルで美人なのを気どる。ライカ（ナタリー・キゾン）はアメリカ帰り。フリーダ（レーチェル・ロア）は男まさりのレズをにおわせ、フェ（ラモナ・リヴィーリア）とアーチー（アルヴィン・ロケ）は姉弟で、マウラ（シーラ・サンチェス）には夫のレヴィー（エルウィン・モンテス）が同行。屋敷には知恵遅れのミゲル（ジョージ・エストレガン）と盲目のピヨン（ジョージ二役）という双子っぽい従兄弟が住み、メイドのビニン（カミール・ロハス）が世話をしていてあやしい雰囲気。レジーやライカなど、女たちが「幽霊がいる」と恐れる。手下をぞろぞろと連れたダルウィン（トントン・グチェレス）がやってきて、ピヨンになれなれしく接し、不良っぽいイメージ。プールでフェが全裸で泳ぐのを盲目のはずのピヨンがのぞいていたり、レジーがアーチーを誘惑したり、ダルウィンとレヴィーがケンカしたりの中，アーチーが襲われてダルウィンが犯人のごときショットつなぎでストーリーが進む。「弟が消えた」と心配がるフェをわざとらしくマウラがなぐさめ、レジーとレヴィーがセックスにふけり「弁護士がこない」とみんな待っている間に誰もがワケありの裏をにおわせる。レジーが刺殺され、男っぽいフリーダをダルウィンの手下たちが「犯そう」と相談し、ダルウィンとビニンがセックスで複雑に人物をからめながらも、マウラとレヴィーが刺された現場にダルウィンがナイフを持っていって疑惑を深める。ライカも犠牲になって連続殺人に発展で逃げるフェに「オレは犯人じゃない」とダルウィンがいう。まあ犯人がダルウィンでないことは安手の推理ものの常套手段であり、しかも最初から真犯人がバレバレなので、失格の作品と切り捨てていいかもしれない。ニール・“ブボイ”・タンの実力ならしょうがないか、とは失礼な発言か。弁護士がすでに殺されていたり、犯人に祖母からいじめをうけた幼少時代のトラウマがあったり、二面性の異常性を秘めたりとは、稚拙ながらも考えたあとをうかがわせるが、ジョージ・エストレガンの怪演ばかりが浮いた結果だったようだ。
　お目当てのセクシー要素はどうかだが、中心となるラモラ・リヴィーリアが真っ裸でプールを泳ぐシーンが、とりあえずは納得のハイライトといえる。お尻がキュートだし、水の中には陰毛がスケている。カトリナ・パウラとナタリー・キゾンのプール・シーンはカトリナがワンピース、ナタリーがセパレーツの水着を着て、カトリナのお尻を突きだして泳ぐ姿がそそる。シャワーでのカトリナはギリギリで乳首がみえなかったものの、庭でのセックスで黒いパンティー一枚になり、しゃがみポーズが挑発的なうえ、オッパイ丸だしがおいしいそう。ナタリーにもパンティー一枚でオッパイをポロりの披露があるが、デカパンっぽいパンティーの形がダサい。カミール・ロハスが風呂でジョージ・エストレガンを洗ってあげるシーンもデカパンっぽいパンティー一枚で、オッパイをギリギリに隠すのみならず、濡れて貼りつくパンティーを撮らないので不満が残る。セックス・シーンにおいてもパンティー一枚までで乳首の露出がなくて、カミールはイマイチにとどまる。シーラ・サンチェスはセックスのシーンでオッパイ全開だが、乳首の黒いのにゲソッ。レーチェル・ロアはオッパイをバスタオルで押さえるかっこうまでだった。