ＴＵＫＳＯ
（誘惑）
　
05年：エル・ニーニョ・フィルムズ／ヴィンセント・フィルムズ
監督：セザール・ＳＢ・アベーリア
主演：クーデット・ホナサン
　　　 ラジャ・モンテロ
　　　 ジョン・ロマノ
　　　 クラーク・コンセプション
　　　 ダン・デ・ジョス
　　　 テン・テン
　クーデット・ホナサンとラジャ・モンテロの共演によるセクシー作。
　ジョン・ロマノ演じる会社員がラジャ演じる同僚をはらませ、結婚を認めるも、ジョンの暴力によってラジャが流産。愛のない生活にジョンがバーに入り浸り、クーデット演じるホステスに夢中になる。田舎にクラーク・コンセプション演じる幼なじみのボーイ・フレンドを残しながら上京していたラジャは、ジョンをみきって故郷へ帰る。これ幸いとジョンがクーデットを家に住ませ、後妻におさめ、クーデットが妊娠で男の子を生む。でも仕事をクビで経済的に困り、クーデットがホステス再開を決め、グロリア・ヴィダリオン演じる家政婦を雇えなくなったので、自ら家事や子育てを迫られる。クーデットはダン・デ・ジョス演じる小金もちの客をみつけ、リッチなデートを繰り返し、嫉妬にかられたジョンはラジャとのラヴラヴだったころを思いだす。ラジャはクラークと子どもをつくり、レネ・ロメロ演じる父やテス・オリアス演じるダンの母のやさしさもあって、小さな幸福の日々を送る。ハスミン・ロサレス演じるダンの妻がホテルに寝るクーデットとダンを撃つと、クーデットを失ったジョンが収入を断たれ、レスリー・バルタザール演じる大家に追いだされる。どこにも行き場がなく、ラジャの実家を訪ね、赤ん坊を引きとってほしいと頼む。ラジャとクラークが承諾に安堵し、首吊り自殺。十年たって、死んでなかったクーデットが息子に会わせてほしいとラジャのところへやってくる。ラジャにかわいがられて大きくなったテン・テン演じる息子にクーデットが「名づけ親」とあいさつする。
　底の浅い話をたんたんと繰り広げるため、とくに後半に退屈を招く。『エヴァー・グリーン』のインストゥルメンタルなど規制曲の使用が、いつもながらのセザール・ＳＢ・アベーリアらしい手抜き。でも目的はクーデットとラジャのヌードなので、内容のバカバカしさは気にもならない。
　クーデットはバーのステージで、光沢の超ミニスカ（そのままでそそる好みの衣装。ただし『ＲＯＳＥＳ　ＡＮＤ　ＬＯＬＬＩＰＯＰＳ』でも同じものを着ている）→ジョンとホテルのセックスで、ブラをはずしてオッパイ丸だし→光沢ミニスカを脱ぐショットがお尻を隠しているのは不満だが、ベッドでオッパイのアップ、いったん違うシチュエーションをはさんだあと、斜め横からとらえた正常位の全裸→Ｔバックがスケてみえるピンクのシー・スルーのランジェリー（これも『ＲＯＳＥＳ　ＡＮＤ　ＬＯＬＬＩＰＯＰＳ』で同じものを着ている。ミッキー・マウスのキャラが入り、悪の権化ディズニーの版権いいがかりを恐れないのがフィリピン）、家に住むようになってジョンとのセックスで、オッパイ丸みえ→乳首のドアップ→横からとらえた正常位の全裸、つわりのキッチンで、Ｔバックがスケてみえるピンクのシー・スルーのランジェリー、バーへいく準備の着がえで、バス・タオルを巻くボディー→お尻に食いこむＴバック一枚→丸だしのオッパイにブラをつける→Ｔバックのお尻にスカートをはく、ダンとホテルのセックスで、ブラをはずす背中→ミニスカを脱いでＴバックの食いこむお尻→オッパイ丸だし→ベッドで乳首のドアップ→斜め横からとらえた正常位のオマンコがみえそうな全裸、ダンとハーブの風呂での愛撫で、オッパイ丸みえ→お湯から半分立ちあがった斜め横にとらえた全裸、ダンとのセックスへ続き、オッパイ丸だし、とオッパイ三昧にしてくれる。生理的に気持ち悪いヘソピーをつけているのがマイナス。
　ラジャはジョンに犯された思い出で、オッパイ丸みえ、クラークとセックスで、白いワンピースをまくりあげてＴバック・パンティー→脱いでブラとパンティー→ジョンとのセックスを回想でオッパイ丸みえをはさみ、正常位のオッパイ・プラプラ→バックのオッパイ・プラプラ、クラークをマッサージで、スリップ姿、クラークと二回目のセックスで、クラークのお尻丸だしのほうが目立っていて減点の正常位のあと→オッパイ丸だし、ジョンのプールで遊んだ思い出で、黒いワンピース水着、とこちらもオッパイ三昧。毎回のごとく巨乳の乳首がアップに全開だから、クーデットに容貌ではやや負けるものの、みごととため息がもれる。
　あとハスミンが美人なので肌をさらしてほしかったのと、ジョンがバーへ誘うパトリック・スアレス演じる同僚の恋人役のカルメラ・デ・レオンもハダカがみたかったかな。
　とにかくクーデットとラジャのオッパイを存分に満喫できて、一応の満足は確かなようだ。