（雨季のとき 濡れた田んぼで）
99年：エル・ニーニョ・フィルムズ
監督：セザール・ＳＢ・アベーリア
主演：アリオーナ・アモール
フェルナンド・モンテネグロ
ジェーゴ・サルヴァドル
メロニー・ゴメス
アキ・アラヴィリアール
シャンハイ
テン・テン
レヴ・レヴ
アリオーナ・アモール主演作とくれば、ヌード以外に興味は起きてこない。どうせくだらない内容だろうと最初から決めつけるのはよくないが、まあ、そうに決まっているのだから。
水牛で田んぼを耕していく農村風景が興味深く、そこで泥遊びする三人の子どもたちが、どこか日本が失った何かを感じさせるものの、その中の女の子の一人が水浴びする光景がアリオーナに変わってときの流れたことを示すと、アリオーナはいきなりオッパイをスケさせていて、パンティーの中にも水をかけると手を入れてゴシゴシ洗い、そのあとに陰毛もスケさせるから、さっそく期待通り。葦の囲いの裏で下着をかえるショットになって、枝と枝のすき間から生乳と生陰毛がチラチラで、冒頭からやってくれる。
成長したもう一人の女の子はメロニー・ゴメスが演じていて、黒いブラで胸の谷間を強調する登場のしかたに、こちらも応援したくなる。
男の子はジェーゴ・サルヴァドルが演じるようになり、相変わらず三人は沼で水遊びをするのだが、アリオーナとメロニーは濡れてオッパイが丸みえ同然にスケていて、よくもジェーゴは勃起しないものだとあきれるものの、ジェーゴはアリオーナが好きで、アリオーナもこれに応えるから処女をあげるシーンでは、オッパイを全開にしたポーズが視線を奪う。
トニー・マナロ演じる地主の誕生パーティーで、フェルナンド・モンテネグロ演じるその息子がアリオーナにほれ、結婚を申しこむ展開になると、ちょうど父を亡くして生活に困っていたときだったので、マリルー・ヴェル演じるアリオーナの母がジェーゴに嫌いになったフリをしてくれと頼む。どこか『椿姫』か『鶴八鶴次郎』かといった設定だが、渋々承諾。苦しい演技のあとに、スシン・サイソン演じる母からクラブ勤めを強要されていたメラニーのいるバーへと走る。メラニーとジェーゴのセックス・シーンは、メラニーが白いパンティー一枚になると、お尻を突きだして女性上位で愛撫する姿がそそるうえ、正常位になってオッパイをポロンとモロみえにするからウハウハの興奮。
アリオーナはしょうがなくフェルナンドとの結婚を受けるのだが…
とここまでなら、ハーレクイン的なロマンスもの。すぐにフェルナンドを愛するように気持ちを切りかえるアリオーナがいい加減な性格なわけで、やっぱりカネ優先のフィリピン人なのね、という感じか。
初夜がスリップまでの露出なのはアレッと不満だったものの、ビーチで戯れるシーンになって、ビキニのアリオーナが超セクシー。自分の趣味としては、全裸ももちろん好きなのだが、こういう想像力を刺激してくれる水着も大歓迎なのだ。
フェルナンドの都会の家へとやってくると、アキ・アラヴィリアール演じる家政婦がいて、何やらアヤシイ印象。バス・タブがある風呂に感激したアリオーナがさっそく入るや、オッパイをみせながらフェルナンドに混浴をうながし、フェルナンドに愛撫されるときにお湯の中から陰毛もお尻も浮かばせる。
フェルナンドがアキとセックスして、やっぱりそうかと納得させると、パンティー一枚のアキのオッパイがなかなかキュート。アキには恋人がいたのだが、フェルナンドが浮気現場へ踏みこんできて相手を殺し、命乞いをするアキのオッパイがバッチリになるあたりから話はサスペンス劇へと転じる。シャンハイ演じるアキの弟が、フェルナンドにスリップを脱がされてアリオーナのオッパイがペロンとでたときに停電にしてフェルナンドを刺し、アリオーナのところへもナイフを持って襲ってくると、逃げるアリオーナが全裸で、ちょっと部屋が暗いものの、陰毛までちらつかせるから嬉しいサーヴィス。
調書をとる警察に話をする中で、アキも妻だったことがわかる。恋人がいたのにフェルナンドが無理やり承知させたという、けっこうアリオーナに近いシチュエーション。この回想にアキがシャワーを浴びるシーンを盛りこんでいて、水がしたたるオッパイとお尻がみごとなうえ、パンティーをはくときの、白い布でくるまれていくお尻の切れあがりがなかなかで、またまた拍手喝采のサーヴィス。
結局、重婚と殺人のドラマはさして盛りあがりもなく終わり、アリオーナは故郷へ帰ってくる。まさに田植えの真っ最中で、子どもができたジェーゴとメロニーに再会。都会の衣装のまま田んぼへ入るとアリオーナも田植えを手伝うから、農民礼賛なのか。
なんてテーマなんかどうでもよく、やっぱりくだらない内容だった。
でも、かわいいアリオーナだけでなく、まあまあ魅力的なメロニーとアキのヌードも堪能できたから、あまり文句はない。
