ＳＵＧＡＴ　　ＷＡＬＡＮＧ　ＰＡＧＨＩＬＯＭ
（傷　裂け目なく）
　
01/02年：ゴールデン・クレセント・フィルムズ
監督：トニー・サン・アグスティン
主演：アヤ・メデル
　　 　アレン・ディゾン
　　　 デクスター・ドリア
　　　 ベルティン・ラブラ
　　　 マルティン・ゴンサロ
　　　 ケイ・ヘレラ
　　　 デニス・グチェレス
　難破ものだが、サヴァイヴァル劇というよりも、アヤ・メデル演じる孤島にいる妻と、マルティン・ゴンサロ演じる都会にいる夫を対比させながら進めていく手法に特徴がある。
　まず予算の関係だろうが、船がパニックになる光景がいっさいなく、海岸に死体が打ちあげられていて、漂着したことが示される。助かったメンバーが妊婦のアヤのほか、アレン・ディゾンとデニス・グチェレス演じる若い男二人と、ベルティン・ラブラ演じる老人の四名。アヤの回想が始まり、メイドだったが、そこの主人のマルティンにレイプ同然で妊娠させられた事実がわかる。デクスター・ドリア演じるマルティンの母がいい人で、ちゃんと結婚したものの、どうしょうもない野郎のマルティンが浮気をやめず、アヤが家出なわけである。
　無人島での生活が始まってからは、今にも生まれそうにお腹がはっているのにデニスがアヤを襲い、アレンとケンカになって、みんなでつくっていたイカダに乗ると、どこかへ消えてしまう。その後、デニスがどうなったかわからずじまいで、いい加減な構成だといえばそれまで。アヤは出産後にベルティンのすすめもあって、親切なアレンと結ばれる。
　一方のマルティンは新たに浮気のケイ・ヘレラ演じる女性から恨みを買い、ボビー・アンヘレス演じるケイに依頼された男たちにチンポを銃で撃たれてしまう。このリンチには目撃者がいたのに、やはりケイやボビーがその後どうなったかわからず、さらにいい加減さに言葉を失う。チンなしのマルティンをデクスターが説得し、反省のマルティンがアヤを探すために救助隊を要請するが、なぜに今まで救出活動がなかったの、とあきれが頂点に。しかもちゃんと発見するも、アレンとの新生活に幸福をみいだしていたアヤにフラれ、マルティンは寂しく去っていくのだが、アヤなど三名の遭難者を救助隊が一緒に連れ帰らないのだから、オイオイ、マジかよー、と唖然。
　駄作にもほどがある。
　同時進行で二つの話を描いてきた意味もほとんど生かされていない。
　とはいえアヤは相変わらずセクシーで、もーう、チュッチュしたい魅力。最初にマルティンに犯されるところで、ネグリジェから黒いＴバックがスケてみえるのがそそるうえ、脱がされてオッパイがバッチリに。島の池で水浴びするシーンになって、水面から豊満なオッパイがタプタプ揺れるから、うわー、たまりません。デニスが襲う状況がきて、妊娠を示すお腹がいかにもつくりものなのが笑ってしまうものの、黒いパンティーが挑発的。出産でお腹が元へ戻ったら、いよいよいつものアヤのボディーが炸裂する。アレンとのセックスで食いこんだ黒いＴバックを脱がされるショットや、寝返りをうつときのオッパイのアップなど、文句なしにビンビン。とくに黒いパンティー一枚で浅瀬に戯れる姿など、濡れて食いこむパンティーのラインがくっきりすぎて、中身丸みえよりも興奮状態。
　アヤは最高です。
　またマルティンの浮気相手を演じたアナリン・グチェレスがシャワーからでてくると、ベッドで脱がされてＴバック一枚になり、それもとられて全裸を披露が嬉しい。アヤが怒って現場へ駆けつけ、電気をつけたあとにはボディーがバッチリうかがえるうえ、アナルまでみえそうなものの、妙にシワのでているお尻がイマイチきれいじゃないのが惜しいかな。
　新人のケイはマルティンとのセックス・シーンで上向きのオッパイをババーンともろだしに、思わずオッと声をあげそう。プールで泳ぐときの白いビキニもキュートながら、いかにもブスっぽく、好みのタイプじゃないのが残念。