ＲＯＯＭ　ＦＯＲ　ＲＥＮＴ
　
95年：マホガニー・ピクチャーズ
監督：ジェー・ジェー・カブレイラ
主演：ステラ・ルイズ
　　　 エミリオ・ガルシア
　　　 レーモンド・バガチング
　　　 ベルナデット・マルケス
　　　 シャリス・デ・ヴィリア（リタ・マグダレナ）
　ステラ・ルイズとエミリオ・ガルシアが夫婦を演じ、怠惰で気の強い妻のステラに、夫のエミリオが押されがちの毎日。ステラが通うエアロビクス・スクールにベルナデット・マルケス演じるインストラクターがいて、レーモンド・バガチング演じる恋人と試験結婚のため、同棲用の部屋を探している。自宅の二階を貸す約束を勝手にステラが決めてエミリオが不満をいうも、やってきたベルナルドをみてびっくり。以前の恋人だったため、ベルナデットがエリミオにちょっかいを入れ、エリミオがコソコソとベルナデットに手をだし、密会がみつかりそうになっては、うまくごまかすのだが…　との、ただそれだけの話。
　とにかく全編にステラとベルナデットのボディーが迫りまくる。
　ステラは髪の毛にカールを巻いたり、パックしたりのコメディー・キャラで、パンティー丸だしにひっくり返ったりするも、ベルナデットに「セクシーが肝心」とのアドヴァイスを受け、色っぽく変わる設定において、ダンサーとエリミオの浮気に怒り「そんなにみたいなら、私が踊ったげる」と食いこみ下着になるあたりからそそる。でも、さらにベッドで三度ほどの下着がゾクゾクながら、せっかくシー・スルーなのに乳首がスケたらなかったり、入浴のときに立ちあがらないなど、全裸を欠くのが残念。
　ベルナデットは食事の際にテーブルの下でエリミオのチンポをつつき、パンティーを脱いでわたすといった挑発でまず盛りあげ、レーモンドとのセックスでオッパイをドバーッと全開。シャワー中にエミリオが間違って入ってきて、わざとでしょうと誘惑の流れで、もう完全なる素っ裸。カメラはお尻からオッパイへとなめるように撮り、片脚をあげたポーズではオマンコがみえそう。台所でエミリオとはち合わせにおけるシー・スルーのスリップや、二階のベランダでエミリオとセックスして落ちるときの乳首のスケたスリップなど、下着姿も爆発を呼ぶ。
　とくに興奮は四人でハイキングへ行くシーンで、滝のある池につかり、ステラとベルナデットはノー・ブラにシャツだから、はっきりと乳首が浮きあがる。やはりＹシャツのステラより、Ｔシャツのベルナデットのほうが明らかにオッパイくっきりとなって、ギンギンに視線を奪う。レーモンドとエミリオがステラと気づかず、滝に打たれる女性をのぞくところでは、もっとステラは濡れてピタッと貼りついていいわけだし、露出対決はラストにダメ押しのオッパイ・ポロリを含むベルナデットの勝ち。
　もっともエアロビクスでのレオタードがイマイチだったり、エリミオがクローゼットに隠れるありがちなシチュエーションや、待っている人の迷惑を考えないエレベーター内での愛撫、キャンプのテントにヘビが侵入するギャグの場面など、二人ともに魅力たらずが目だち、夜のプールで泳ぐときは、トップレスのはずなのに、二人のオッパイが隠れたまま。ついに不倫現場をみつかって、とっ組み合いのケンカをする二人は沼に落ちたあと、乳首がぼんやりとみえるにすぎない、とけっこう不満を残すのは事実。ステラ、ベルナデットともにややブスな点もあって、しょせんは三流作品ということだろう。
　なお、エリミオとイチャつくダンサー役のシャリス・デ・ヴィリアはリタ・マグダレナで、スケスケのワンピースからハイレグ下着になるステージがよだれもののうえ、ホテルではオッパイをモロの黒い紐パンティー一枚になり、お尻の突きだしがスゲーッ、とけっこうビンビン・パワーをくれる。さすがリタ。エミリオがレーモンドにつまみ食いをすすめるバーの歌手にも、肌のでる衣装がほしかった。