ＰＡＲＵＰＡＲＯＮＧ　ＬＩＧＡＷ
ＳＡ　ＬＡＮＤＡＳ　ＮＡ　ＭＡＴＵＢＩＧ
（蝶々の求愛　狭い水路で）
　
01年：エル・ニーニョ・フィルムズ
監督：セザール・ＳＢ・アベーリア
主演：ＫＣ・カスティーリオ
　　　 マイタ・ソリアノ
　　 　ジェフリー・ゴンザレス
　　　 フェルナンド・モンテネグロ
　　　 シャンハイ
　　　 ジェーゴ・サルヴァドル
　　　 ハンナ・ミランダ
　　　 ルピン
　　 　パム・ラクソン　（カト・デ・サントス）
　　　 ルビー・パディーリア
　まあ、題名から察して浮気者の話だろうと予想するも、実際はもてあそばれる女性をあつかう内容だった。ＫＣ・カスティーリオの初主演作であり、美人とはいいかねるが、そこそこそそるタイプだし、豊満な肉体の持ち主だけに、ムズムズと期待する。
　ＫＣの妹を演じるのが、おそらくこれがデビュー作のパム・ラクソンで、二人の姉妹はマイタ・ソリアノ演じる母が再婚してから、生活を乱される。フェルナンド・モンテネグロ演じる義父はパムの水浴びをのぞき、パムはジェーゴ・サルヴァドル演じる恋人の元へと走る。ところがジェーゴは麻薬密売人であり、警察に射殺され、何も知らないパムは逮捕。
　ＫＣもフェルナンドにのぞかれ、今度はレイプにまで発展し、ＫＣはマイタに打ち明けるも信じてもらえないため、シャンハイ演じる恋人の元へ。マリルー・ヴェル演じるシャンハイの母ともうまくいって、しばらくは幸福だったものの、妊娠してみればシャンハイの子じゃなかったために追いだされる。
　ミラ・モリナ演じるおばさんに救われたＫＣは、ミラの家に寝泊りするや、ハンナ・ミランダ演じるミラの娘がバーに勤める売春婦。無事に男の子を出産したＫＣも商売女となる。
　そこでご都合主義にもジェフリー・ゴンザレス演じる金持ちのボンボンと出会い、すべての過去を許すジェフリーと結ばれる。最後はシャンシャンシャンのハッピー・エンドかなと思いきや、ルピン演じるＫＣの息子をフェルナンドが誘拐し…
　といかにもセザール・ＳＢ・アベーリアらしい、相変わらずの低レヴェルなドラマになっている。
　でもＫＣのセクシー・パワーが全編に炸裂で、十分に満足をくれる露出。
　とくに下着姿、それもスリップ攻撃がムズムズ感を誘発し、赤、白、パンティーのでたベージュなど、どれもおいしそう。黒いビキニ下着もむっちりしたボディーをうかがわせる。またボディコン衣装が決まっていて、シャンハイとセックスしたあとのワンピースなど、前かがみのポーズでものすごいバストの谷間に、ただただ圧倒されるのみ。バーでの光沢素材の赤いドレスも、胸の形を理想的に仕上げる。もちろん全裸をしっかり披露してくれるのはいうまでもない。フェルナンド、シャンハイ、ジェフリーとそれぞれあるセックスで、シャンハイとは二回になり、いずれも乳首がポロリ。ジェフリーとは正常位でオッパイをチラつかせたあと、ベッドから起きあがるときに、もう手を伸ばしてつかみたいほどにオッパイがプルンと揺れる。窓ごしに上半身をとらえるショットでは乳首もアップになっていて、ウッ、すごい。そのあとＹシャツをはおると、ボタンをはずした胸元からは乳首がこぼれでそうで、中身をおがんだ直後だというのに、ウハウハ興奮するのは自分のフェチの現われか。順序は逆だが、レイプされるフェルナンドとがもっともビンビンになるみせかた。黒パンを脱ぐところから始まり、ベージュの下着姿になるや、大きめのパンティーがヒップに食いこんでいてごちそうさま。ブラをはずして横チチでバス・ルームへと入り、シャワーを浴びるときのオッパイ丸だしがあまりに大胆で、スス、スゲー。フェルナンドに襲われて逃げるショットは全裸だけに、お尻の割れぐあいが素敵。ベッドに押さえつけられて、オッパイがアララ、アララとのぞくアングルが視線を奪う。終わってうつ伏せに寝ている裸身には、お尻のあたりにだけシーツがかけられているが、フェルナンドが横で動くに合わせてめくれ、半ケツ状態に。なんというか、こういう肝心のパーツがちょっと隠れているシチュエーションに弱いんだよなあ。あとでハンナの家において水浴びするシーンでは、オッパイやお尻だけでなく、陰毛までチラチラし、ちゃんと隠さない素っ裸も惜しまずにみせてくれる。
　ＫＣ、最高。
　好みということではパムのほうが上で、水浴びのときにパンティー一枚で濡れていき、横チチがバッチリなのが嬉しい。ただしジェーゴとのベッド・シーンでは、ワンピース下着のままオッパイをださないのが残念。
　ハンナはバー用の衣装に着がえるショットで、ノー・ブラの上からイヴリング・ドレスを胸にあてる瞬間、オッというタイミングだけでだが、乳首までうかがわせている。バストの谷間の強烈な衣装でもアピールしているだけに、ちゃんと一度はオッパイを全開にしてほしかたなあ、という気がしないでもない。
　マイタはさすがに太ったオバサンなので、セックスの暗示は声のみ。
　あとＫＣを眠らせてレズの強姦をしようとする役でルビー・パディーリアが出演していて、さあというシチュエーションがきてもボディーにバス・タオルを巻いたままなのがイライラさせた。ルビーったら、とらなきゃ。
　とにかくＫＣの魅力が映画のすべてだった、という印象の作品である。