ＰＡＧＳＡＬＵＨＡＮ
（共用）
　
02年：エル・ニーニョ・フィルムズ
監督：セザール・ＳＢ・アベーリア
主演：アヤ・メデル
　　 　シドニー・セゴヴィア
　　　 ジネット・ホアキン
　　　 フランシス・エンリケス
　　　 ジェフリー・ゴンザレス
　　　 シャンハイ
　　　 イーアン・ヴァルデス
　アヤ・メデルはセザール・ＳＢ・アベーリアとコンビを組んだ前作『ＢＵＫＡＮＧ　ＢＩＢＩＧ』からショート・ヘアーにチェンジしているが、実にキュートでよろしい。また本作ではジネット・ホアキンというなかなかタイプのそそるセクシー・スターがデビューをはたし、視線の釘づけ状態をくれる。いつもながらのセザールらしい学芸会レヴェルの内容でも、楽しめるといえよう。
　堅物の大学教授が売春婦にイカれ、私生活を乱していく物語で、人間の心理の機微を描けないのは驚くほど。ジェフリー・ゴンザレス演じる教授が、授業中にヌード写真の載ったタブロイド紙をみつけただけで怒るのが極端なら、無理やりプライヴェート・ダンスの場に連れて行かれ、不快な表情を示しているのもパターン。そのくせアヤに夢中になり、自らイーアン・ヴァルデス演じるオカマのママさんに頼んでダンサーたちを呼ぶも、アヤがこなかったのに不満をいうあたりの変化に説得力がない。トニー・マナロ演じる学長から売春婦と別れるように諭され、あきらめきれないダメさ加減など、ホントもっと表現できたはず。アヤにフランシス・エンリケス演じる恋人がいたことへのいらだちや、フランシスのサウジ・アラビアへ行くことへの苦悩もおざなりにすぎず、薄っぺらとはこのこと。
　でもドラマなんて二の次。とにかくウハウハ・シーンの連続パンチ構成なのが嬉しい。最初にいきなりステージ・ダンスから始まり、全員が光沢ブラにパンティーという格好。シドニー・セゴヴィア演じる踊り子が中央にいて、右にジネット。さらにアイリン・アマドル、キム・メンドーサ、テレサの総勢五名で、ワンワンのポーズとなって紐Ｔバックのお尻を突きだすフィニッシュに、早くもビンビン。続いてアヤのソロに変わり、やはり光沢ブラにＴバック。ブラをはずして腕でオッパイを隠したほぼ全裸のボディーは、まさに完璧のプロポーション。プライヴェート・ダンスを繰り広げると、赤い網タイツ姿のアヤは黒いブラを下にずらし、半分だけ乳首を露出する。
　ウッ、すごい。
　シドニーとジネットはジェフリーのところへやってくるシーンで黒い下着姿の腰とお尻をクネクネひねるダンスを披露し、すりガラス奥のシャワーで全裸に。カメラが俯瞰で中をのぞくや、三人で風呂に入る流れで、シドニーの乳房がドバッ。
　ちょっとブスっぽいシドニーだが、オッパイの形だけはマジで素晴らしい。
　バストをプラプラ揺らすエアロビのあと、シャワー室でアヤ、シドニー、ジネットのオッパイやヒップがたっぷりおがめるのも、ウルトラ興奮状態。途中で画面の色調が変わるという手抜き撮影など気にもならない。赤いライトの下で踊るシーンにつながり、またも何も隠さない三人の全裸が圧倒的な迫力。
　ストーリー的にはほとんど意味がない、ただサーヴィスだけで挿入されたシドニーの思い出のエピソードでは、マイケル・ゴメス演じる顧客とのセックスでシドニーの乳首がアップになり、ツンと立っているではないか。終わったあとにパンティーへ包まれていくお尻や、ブラに被われる乳房など、もーう、ナメナメしたい。
　ジネットは白い下着にむかれたあとにセックスへ発展のシーンで、右のオッパイの上に何かついているのが、意図的なのか、偶然だったのかわからないものの、妙に挑発的。
　ハイライトであるアヤの乳首のアップは二回あり、フランシスと蚊帳の中でセックスのときと、ジェフリーの部屋でセックスのとき。このところ黒っぽくなって魅力減なのは否定できないも、顔が美人だから許す。
　女優の存在が映画のくだらなさをカヴァーして余りある。
　ほかにジェフリーをからかう友人役であるシャンハイの恋人という設定で出演のフェリサ・ダリグディグの水着とピタパンが、そこそこおいしそうだった。