ＮＩＫＩＬＡＤＯ
（ニッケル弾）
　
(99)年：リーガル・エンターテインメンツ
監督：レオナルド・Ｌ・ガルシア
主演：ジェリク・ラヴァル
　　　 アヤ・メデル
　　　 チャック・ペレス
　　　 ブランド・レガスピ
　　　 ディンド・アロヨ
　　　 フロイラン・サレス
　　　 アレン・ディゾン
　妻をレイプのうえに殺された男の復讐劇であり、それ以上でも、以下でもない。とくにアイディアが盛りこまれているわけでなく、あってもなくてもいい作品だといえば、身も蓋もないか。
　チャック・ペレス演じるボスを筆頭にするワルたちは、限りなく悪で、人間性のかけらもないからわかりやすい。彼らを片づけていくジェリク・ラヴァルも、疑問をいっさい感じずに正義の殺人を行使するから、実にストレート。
　単細胞だなあ、とニヤリ。
　アクションは敵のアジトへの襲撃や、こちらの家への逆襲、車を運転しながらの対決、教会での撃ち合い、日本刀での決闘、墓場に穴を掘ってガバッと土からでてきての乱射など盛りだくさんなのだが、どこかでみたような印象のものばかりなのがつらい。それに車を手榴弾でふっ飛ばすところなど、走っていたはずの車が爆発のカットではとまっていることがバレてしまっていて、せっかく頑張っているのにシラけが先行状態に。
　またジェリクが黒づくめなのはよいが、いつも着ている黒いコートをマントのようになびかせて撃つカットなど、あまりにもカッコのつけすぎ。
　まったくもって単細胞。
　でも妻役のパトリシア・ダンズが、えっ、こんなにかわいかったっけ、と意外なほどキュートで、ジェリクの回想の中にセックスするシーンがあり、騎乗位でオッパイも丸だしにプラプラゆらせてみせるから、キャー、ステキー。
　なんといっても嬉しいのは、アヤ・メデルがチャックの情婦を演じていることで、チャックに日本刀でガウンを切られ、脱がされると、まずあの世紀の美乳が露わになり、照明の暗さでみずらくしてあるものの、正面からとらえたカメラには陰毛も写っている。アヤはパトリシアがレイプされるときに顔をそむけているし、チャックに抱かれるときも不快な表情をしているので、ジェリクに寝返るなと予想できるのだが、やっぱりそうなって、ジェリクとのセックス・シーンでは乳房をもまれ、乳首のどアップまであるから、サイコーです。そのあとシャワーを浴びるところで、すりガラスごしに腰のくびれが色っぽいプロポーションや、芸術的な割れかたのお尻がうかがえ、素っ裸のまま「タオルをとって」とすりガラスから前へでてくるから、心臓がとまりそうなくらいに驚きの興奮。やっぱり陰毛は照明の加減でみづらいものの、オッパイの迫力と、斜めにちょっとくねらせたポーズにドバーッ。
　アヤの正面からの全裸には、どんなに賛辞を贈っても足りない。
　ただセックスのときに、ジェリクがスボンをはいているのがチラリ写ってしまっているのは、またまたシラけるから、注意してほしいもの。
　アヤはつかまって両手をつるされ、レイプされて殺されるのだが、このときもシャツを脱がされてオッパイが丸みえになるから、このうえさらに興奮させてくれちゃうわけ。しかもズボンのジッパーをおろされ、パンティーと一緒にズルズルめくられていくと、陰毛のお腹に近い上のほうのモジャモジャが半分みえちゃって、誰か助けてくれー、もうカッカ燃えてきて、狂い死にしそうだ。
　映画と同じくらいに、みてる自分も単細胞。
　アヤを助けてやれないなんて、ジェリクはダメなヒーローだなと思うも、妻の復讐劇なのだから当然か。
　レオナルド・Ｌ・ガルシア監督には申し訳ないが、くだらないとひと言で片づけてもいい作品なものの、アヤ・ファンには納得のプレゼントになっている。