ＮＡＧ−ＩＩＮＩＴ　ＮＡ　ＤＡＭＤＡＭＩＮ
（あたたかい気持ち）
　
97年：グッド・ハーヴェスト・プロダクションズ
監督：Ｆ・Ｃ・ガルガンティーリア
主演：アナ・カプリ
　　 　エリザベト・オロペサ
　　 　ロイ・ロドリゴ
　　 　リチャード・ボニン
　　 　ウルスラ・オルティス
　　　 ジェフリー・ゴンザレス
　　　 カトリナ・パウラ
　　　 ゾライダ・サンチェス
　　　 ダンテ・カストロ
　　 　テッシー・ヴィリアラマ
　　　 ランデル・ガヨソ
　　　 サミー・ヴェンシオ
　　　 アントニオ・ディゾン
　　　 アウレル・アイソン
　アナ・カプリとカトリナ・パウラのオッパイを堪能する作品である、といえるかもしれない。
　タイトル・バックでさっそくアナとカトリナは、お互いの乳房を触り合う。ここは白いシャツの上からだから、乳首はみえないのだが…
　ブラカンの村が舞台で、アナが演じるのは少し頭の弱い少女。かかしをつくるところから始まり、このかかしが象徴的なアイテムになっている。近所に住むジェフリー・サントス演じる若者が制作を手伝っていて、アナのことが好き。でもセックスを迫るもフラれ、川で全裸になってオナニーする。
　ターゲットを変えたのか二股なのか、カトリナの一家がビビンカの店を開いているのだが、これを手伝い、今度はちゃんとセックス。生まれたままの二人が抱き合うときに、なぜかカメラはジェフリーのお尻ばかりをとらえてゲーッなのだが、三つくらいあとのショットになって、やっとカトリナの乳首がチラチラのぞいてくる。うーん、なかなかよろしい。
　物語は弟がガンにかかっても治療費がなく、テッシー・ヴィリアラマ演じる母が絶望から自殺未遂を試み、ついに強盗を実行してしまうリチャード・ボニン演じる男を並行して描く。アナの一家の聞くラジオが、凶悪犯のマニラからブラカンへの逃走を告げている。警察との銃撃戦の過程でカネを持ったリチャードはロイ・ロドリゴなどが演じる仲間たちと別々になり、アナの家の近所へ。たまたまかかしの服をとって着たために、アナからかかしが理想の男を連れてきてくれたと誤解される。この出会いは嵐の中で、アナのシャツがずぶぬれで、乳首がくっきりと浮きあがっている。
　アナは祖父と母に隠れてリチャードの世話をするのだが、当然、セックスになって、滝のある沼で抱き合うときの白いパンティー一枚がそそる。
　ダンテ・カストロ演じる祖父がリチャードを発見するも、事情に同情したから家へと招き、近所には従兄弟といって住まわせる。リチャードの肉体をみて、男日照りだったエリザベト・オロペサ演じる母がうずいているから、こちらも肉欲関係に発展する予感。実際はキスするだけだが…
　カネを独り占めしたとリチャードを探すロイたちがカトリナのビビンカの店に現れ、カトリナの胸の谷間にロイが欲望を抱く。紳士をよそって泊めてもらい、なんの抵抗もなくセックスに。ロイのお尻丸だしは余計だが、カトリナのオッパイが挑発してくる。
　リチャードがアナの家にいると知ったロイたちがやってきて、洞窟に隠れているからリャードは不在だったものの、アナではなくエリザベトを犯す。ブラになるのみで、エリザベトの熟女のオッパイはみえないのだが、あとの二人の仲間が笑ってみているだけなのは、カトリナとのときもそうだったが、よく我慢できるものよ、とあきれる印象。納得できる行動描写になっていない。
　さらに沼でカトリナとロイがセックスしているところをジェフリーが目撃するときに、カトリナのオッパイの堂々露出は「みごと」のひと言。実においしそうで、もんでみたい。
　映画はアナにフィエスタのクィーンになる話が持ちあがるのを途中に盛りこんでいて、かつてクィーンだったエリザベトが純白のウェディング・ドレスのような衣装をだしてくる。ほかにもクィーンにはカネがかかるのだが、リチャードがそれを負担してあげる。
　いよいよフィエスタになって、みんなで練り歩く光景が興味を引く。陰でアナのクィーンぶりをみていたリチャードをロイが発見し、いきなり撃つも、ともに倒れる。
　アナはまたかかしをつくり、手伝うジェフリーと結ばれるのがオチ。
　くだらないといえばそれまでだが、内容なんてどうでもよく、アナとカトリナのオッパイの魅力がすべてといった感じ。形のよさは互角なものの、露出の量といい、容姿の差といい、カトリナの勝ちか。
　それにしてもロイたち三人が沼で素っ裸になって水浴びするシーンもあり、男のヌードがですぎるのにはうんざり。
　あとロイの回想シーンでウルスラ・オルティスが恋人役で出演し、オッパイをチラッとだけ披露してくれた。