（最後まで甘い）
02/03年：エル・ニーニョ・フィルムズ
監督：セザール・ＳＢ・アベーリア
主演：メエ・トンコ
アレン・ディゾン
イダ・マンザノ
ジョエル・オルテガ
モニカ・ブランカ
ライラ・バレート
マーク・ディオニショ
低レヴェルな世話物ながら、久々にセザール・ＳＢ・アベーリアにしては（失礼）、けっこう楽しめる内容になっている。
田舎街が舞台で、サトウキビを売って唯一現金収入を得ているメエ・トンコとアレン・ディゾン演じるカップルが主人公。牛を引いて臼をまわし、サトウキビからシロップをとる装置が興味深いし、リアカーを引きながらアレンが「ＭＡＴＡＭＩＳ ＨＡＮＧＧＡＮＧ ＤＵＬＯ」と声をかけるあたりが、すごくホノボノとしている。
こののどかな雰囲気を生かせるかがポイントと感じたのだが… メエを陰から写真撮影するアヤシイ男が登場で、さてどうなるか。
アレンは他の仕事でもうけてメエと結婚したいと考えているものの、メエは今のままで十分に幸福。スシン・トゥアゾン演じる叔母と二人で暮らし、夜になるとスシンが眠ったのを確認で抜けだし、アレンとセックス。美人とまではいかないが、なかなかキュートなメエはけっこう好きな女優であり、さっそく座位でうしろから抱かれるところをとらえ、お尻が丸みえ。しかも抱きつきポーズで上下に腰を動かしているから、こりゃあ、たまらない。騎乗位になって斜め前からのアングルへと変わり、オッパイがポコッと盛りあがっていて、なんと理想的な形をしていることか。
うーん、美乳だ。
そのうえ陰毛までチラつき、画面を二重写しにするのは余計なものの、早くもカッカ燃えつきそう。
ジョエル・オルテガ演じるアレンの親友が、日本から帰ってきたというモニカ・ブランカ演じる女性にホレていて、ライラ・バレート演じるモニカのじゃぱゆき仲間をアレンに紹介するシーンでは、とくにブスじゃないけど、かわいくもないモニカとライラだが、妙なフェロモンを放ち、あとできっとこの二人のヌードもおがめるに違いないぞとの予測から、ムズムズする。
スシンにみつかってメエが抜けだせず、アレンがモンモンしてるときにジョエルがモニカとライラを連れてくるも、ここはまだ脱がないまま。
水浴びしているメエのところへアレンが忍んできて愛撫するシーンになると、スシンの監視をかわしてメエがスリップの上からヒシャクで水を体にかけ、パンティーを脱がされたあとなので、濡れてピタッと貼りついたスリップから乳首とお尻が浮かびあがって、ウワーッ、無茶苦茶刺激的すぎる。なんて興奮していると、スリップを脱ぎ捨てて陰毛が…
キャーッ、もう、メエったら。
アレンとの昼間からのセックスでは乳首のアップまであり、なんとそそるピンク色なの。
前半にメエだけでノック・アウトをくらった次第。
密かにメエの写真を撮らせていたのがイダ・マンザノ演じるスシンの従姉妹で、アメリカへ行っていたとの設定。今はカネ持ちになったので、メエを娘にしたいといいだしてドラマが動きだす。義理の関係とはいえ、ずいぶんと若い母親なものの、美人のイダの登場にワクワク。イダの家へやってくるとプールがあるから、あとでメエとイダの水着姿もでてくるかなあ、との期待がかかる。メエの陰毛まで堪能したあとに水着もないものだが、趣味なので…
そのまえにメエと別れ別れになって落ちこむアレンをジョエルたちがリゾートのプールへ連れていくシーンがあり、アレンにアタックするライラは黒い紐ビキニ。プール・サイドでの姿を上から撮ったショットでは、ブラからオッパイがポロリとこぼれでそう。しかも水に入る際、プールの端にいったん座って、お尻をズルズルと引きずっているのだが、横にはパンティーの紐があやうい状態でチラチラ。ああ、あの紐をちょっとほどいただけでパンティーがパラパラッと落ちて、中身が丸だしなあ、との妄想にかられる。モニカのほうは緑のビキニで水からあがると、お尻を突きだして座り、ジョエルとラヴラヴ・モード。コテージの中ではブラをスルスルッとはずし、オッパイを堂々の露出。オッと、スゲーッ、という感じだが、やや好みのタイプのオッパイじゃないのが残念。乳頭の形など、うるさいもので…
ライラを受け入れないアレンに対し、ジョエルが「じゃぱゆきだったから、カネを持ってるぞ」とアドヴァイスするあたりは、そういうイメージなのね、とニヤリ。だと田舎で無一文の男を口説くかあ、という気がしないでもないが…
イダにはもうひとり義理の子どもがいて、マーク・ディオニショ演じる息子。イダとのセックスになって、予想とおりの展開。座位でイダのオッパイがマークの胸板にすれたり、鏡に映った裸身が挑発するものの、乳首が隠れたままでオットット。
ワー、ちゃんとみたいよー。
メエがマークを連れてスシンの家を訪ねたあと、ちょうど酔って寝ているときにライラからチンポを奪われたアレンの元へタイミング悪くやってきて、ほぼ後半のストーリーが読める。ライラは赤い衣装の上を脱ぐと、アララ、いきなりノーブラじゃないか。オッパイがボヨンボヨンで、なかなかの迫力。メエの呼び声がしたのでベッドから起きあがるとき、包まれたシーツからでるライラの身体はきっとパンティー一枚だろうなあ、と鼻息が荒くなっていると、驚き桃の木、なな、なんと全裸。ちょっと濃いめの陰毛が目の前にバッチリで、ウヒャー、頭がおかしくなりそうだ。そのうえ立ちあがる瞬間は、じっと視線を集中してみると、ほんのチラッとだが、オマンコが映っている。
ブワアア〜ン！
はち合わせしたメエとライラが怒鳴り合うといった感情的にふるまわないあたりは、実に好印象。セザールもこんなに抑えた表現の演出ができるんじゃないか、と正直、見直した。
恋の終わりを悟ったメイがアレンとの楽しかったときのセックスを回想するシーンがまた、やってくれる。池のイカダの上で濡れたスリップ状態のメエは、すぐにパンティー一枚にむかれ、ウッ、誘惑的な裸体とぞくぞくする間もなく、パンティーをはがれて、薄いというか、普通のモジャモジャ感の陰毛がモロだしに。
もーう、ダメ。ペロペロなめたい、くわえたい。
酔ったメエにマークがセックスを強要し、今度はメエの乳首が超ドアップで迫ってくる。もはや呆然のギブ・アップで体力が持続せず、虚脱感に襲われる。
ところがダメ押し的にちゃんと水着が披露され、ガツーンと完全にダウン。
メエの緑のワンピースは上からなでなでしたいボディーで、中身をみたあとなのに、想像力をかきたてまくる。いやはや、メエ、おそるべし。ただイダのブラウンのワンピースは、プールからあがって全身に貼りついたときにバツグンのプロポーションがくっきりで、ゴクッと生ツバを飲みこむだけの衝撃的な魅力。イダの大人の色気も捨てがたいなあ。というか、ここはメイよりも勝っている。
欲をいえば、イダの一糸まとわぬヴィーナスもみたかったよお。
つめはメエとマークの密会にいつイダが気がつくかのサスペンス描写となり、どうせこのあと最後はお決まりの… とあきれながら結末を待ったのだが、ちょっと意外なオチが用意されていた。メエはマークが単にイダの財産目的だったことを暴き、イダがマークを押いだすと、スシンを招いてのハッピー・エンド。よくフィリピン映画にありがちな殺人事件へ発展しないのだから、これはよいほうへと予想を裏切ってくれた。
ライラと結婚でフルーツ店を開いているアレンのところへメエが挨拶にくるラストはほのぼのとしていて、どこか雰囲気がのどか。題名どおり、あと味の甘さを買える作品だ。
それにしてもメエの全裸のみごとさは、文句のつけようがなかった。
