ＬＡＭＡＴ
（ひび割れ）
　
05年：エル・ニーニョ・フィルムズ
監督：Ｓ．Ｂ．（セザール・ＳＢ・アベーリア）
主演：カト・デ・サントス
　　　 ヤニ・ガルシア
　　　 シャンハイ
　　　 ムーク・ペレス
　　　 クラーク・コンセプション
　　　 ラム・ムーニョス
　　　 レーヴェン・ラクソン
　レイプをあつかう作品。
　カト・デ・サントス演じる看護婦には、レーヴェン・ラクソン演じる医者の恋人がいる。念願だったアメリカ合衆国の就労ヴィザがおりてカトが喜ぶも、レーヴェンは複雑な心境。一方、シャンハイ演じる不良仲間のグループは、マリファナを吸ったりで無為にたむろし、ヤニ・ガルシア演じる女性メンバーがクラーク・コンセプション演じる仲間とできているのに、クラークの目を盗んでシャンハイとイチャつく。たまたま階段でカトのミニスカの中をのぞいたり、短パンからパンティーがハミでた寝姿を窓越しにみたりでシャハイがカトに目をつけ、交際を迫って断わられる。それでカトを拉致のうえ、別宅に監禁。まず自分が犯したあと、クラークや、ムーク・ペレス、ラム・ムーニョス演じる手下にまわす。ノノン・デ・アンドレス演じる別宅の管理人がこっそり警察へ通報し、シャンハイたちが逮捕される。
　実に単純なストーリーで、神に感謝したカトが、祈りの帰りに乞食となったノノンに会うのが、いかにもカトリック国らしいオチ。カトがアメリカへいったとの説明が入り、監禁のときに捜索願いをだしていたレーヴェンとの関係がどうなったのかは、よくわからずじまい。ノノンがシャンハイを非難の反面、カトの助けを無視しているような描きかたは、セザール・ＳＢ・アベーリアが意外性を狙った展開かもしれない。ノノンの背中にコブがあり、片目のえぐれたメイクはつくりものっぽいのがマイナス。シャンハイたちが留置場でまったく無反省のようすの部分は余計で、注射による死刑になり、ヤムが終身刑との後日談には、フィリピンではレイプも死刑なのかと驚く。個人的な意見だと日本でもレイプ犯は、たとえ未成年であっても死刑にしてほしいが…
　カトが主演だけに、ヌードへの期待がかかるのは当然のところ。メガネをかけて知的ふうを印象づけるも、そこはカト、十分にイカせてくれる。まずは着がえでミニスカを脱ぎ、下着姿にブラをはずしてオッパイをだしたあと、シャンハイの幻想の中でオッパイをモロに、乳首が好みのタイプとわかる。シャワーでは素っ裸にオッパイやお尻がなまめかしく迫り、レーヴェンとのセックスで下向きオッパイを堪能させる。レイプになってシャンハイにオッパイをなめられるが、ラムやムークのときはほとんど露出がなく、クラークとヤムの番で３Ｐを描かないあたりに不満が残る。でも翌朝にオッパイを丸みえに寝ているボディーで上向きでも崩れないし、乳首のアップもあって興奮を呼ぶ。オマンコを痛がりながら立ちあがると、パーフェクトなラインのお尻もバッチリで、キュートな容貌もプラスに垂れつば状態を招く。さらに窓から助けを求めるショットや、再度シャンハイにいたぶられる際もオッパイ・ポロリが、ほぼ文句なし。
　さすがカト。
　また顔はいささか落ちるながら、ヤムがいつも以上にやってくれる。着がえで正面からのオッパイに黒いブラをつける、いきなりの胸全開のあと、クラークとのイチャイチャでオッパイがくっきりに。ただし全体の形はなかなかなものの、乳首はじゃっかん好みじゃない。家でセックス中にグレース・バリリア演じる母が帰宅であわててクラークを逃がすシーンはとくに視線を奪い、全裸のヤニはオッパイばかりか、お尻からアナルがみえる寸前のポーズをとる。ちなみにグレースが、ちょっと気になる熟女ぶり。シャンハイと車での愛撫はミニスカに手を入れられるのみだが、シャンハイとの情事を疑るクラークとの愛撫でまたもオッパイのアップがすごく、シャンハイとのセックスでは騎乗位でオッパイをだしまくり、相当なるパワーが炸裂。陰毛までスケスケのベビードールや半Ｔバックのパンティーがわかるミニスカもあって、ヤニにも降参。
　カトとの相乗効果で、セクシー攻撃は満足のいたりだった。
　なお“エヴァー・グリーン” など既成曲のインストゥルメンタルが使用されている。