ＬＡＬＡＭＵＮＡＮ
（のど）
　
08年：レオ・フィルムズ
監督：ジグス・Ｆ・レクト
主演：ヘーゼル・カブレラ
　　　 ジョルダン・ヘレラ
　　　 リコ・バレラ
　　　 マリカル・デラ・フエンテ
　　　 ラン・ドミンゴ
　ＶＩＶＡホット・ベーブスのメンバーでもマイナーな存在だったヘーゼル・カブレラを主役にするセクシー作。
　いきなり夫のデヴォン（ジョルダン・ヘレラ）に着衣でレイプのごときセックスをうけ、肩に刺青がみえる。傷をチェックで全裸になると、みごとな巨乳かつ美乳の魅力的な形のオッパイを全開にさらし、陰毛までチラつかせるが、背中や横腹のみならず、お尻にも刺青がわかる。ヘーゼルが演じるダルラはクラブ歌手で、バストに大胆なスリットの入った衣装で歌うシーンが三度あり、カネもちのボンボンのデヴォンと結婚。酔ってデヴォンとセックスで太腿にも刺青が確認できる。ピストルをみつけたダルラがふざけてデヴォンにつきつけながら騎乗位でセックスは服のままで、全裸はデヴォンのボディーガードのアストン（ラン・ドミンゴ）が外からながめてオナニーの刷りガラスごしのみだが、プールで男（セザール・パンビッド）と女（マイリン・カアバイ）のマッサージ師に体をほぐされたあとのビキニはパンティーがお尻に貼りつき、裏地がちょっとめくれるのが色っぽいも、腕に刺青がのぞく。実はデヴォンがサディストだったため、嫌がるベッドでフェラチオを強要のうえ、ピストルをチンポのごとくくわえさせられる変態行為で、ガウンからオッパイがこぼれて乳首がポロリ。肌色のシー・スルーのランジェリーでは乳首とパンティーがスケスケで、スティール写真だとつけていたペソピーをちゃんとはずしているとわかるが、こうも刺青だらけだと素っ裸にもまったく興奮できない。ホント、興味のかけらすら起きない女優と思わせる。
　ピストルをなめたせいかはさだかでなく、のどに異常が生じ、歌手として困ったダルラが咽喉科へでかけ、医者のアンドレイ（リコ・バレラ）がのどをさするのに快感をおぼえる。アンドレイはおばあちゃんの患者（デサンパラドス・ビングハノイ）にも人気をうかがわせ、嫉妬深い恋人のカテリーン（マリカル・デラ・フエンテ）がおしかけてきて、拒むアンドレイを押し倒し、無理やり診察室で愛撫でオッパイを丸だしにおいて、マリカル・デラ・フエンテのオッパイは形の迫力でヘーゼルに負ける。でも夜に車からパンツ一丁のアンドレイに電話を入れ、テレフォン・セックスを頼むときのショットで上から撮るマリカルのオッパイはなかなかの誘惑。青いランジェリーでうつ伏せに寝て脚を開き、ゆるめのパンティーにオマンコがハミでそうなポーズのダルラがアンドレイを忘れられず、アンドレイを求めればあっさり落ちて、ベッドで愛の会話はダルラのオッパイが隠れるも、パンティーがお尻とオマンコにくいこみ、ダルラがアンドレイの乳首をなでるのが気持ちよさげ。アンドレイとダルラがスパに入ると、アンドレイは白いパンツ一丁で、ダルラのパンティーは肌色なので全裸にみえる。シーツをかぶってのセックスは、終わってダルラが乳首をモロ。カネもちのカテリーンが開業資金などを「私の父が払った」とアンドレイを責め、カテリーンの「妊娠してるの」の告白にダルラが別れを約束。アンドレイが屋敷をでていくのをとめるカテリーンのブラの部分が光沢のワンピースに視線を奪われるも、太腿ににじむ血が妙にリアル。
　シャワーを浴びる全裸のデヴォンと、扇風機ごしにパンツをはくショットでチンポが映りそうなアストンと男のお尻にゲーッなうえ、ホモ・セックスにダルラが気づくあとがクライマックスになる。「オカマ」とあざ笑うダルラにデヴォンがピストルを向け、とめるアストンともみ合うや、誤ってアストンが撃たれる。思わず呆然で家を飛びだしたデヴォンが車にひかれ、乗っていた男たちを射殺の直後に亡くなる。デヴォンの死体の横で泣くダルラのもとへ、ダルラの専属でオカマの美容師（クレオ・パロマ）に住所を聞いたアンドレイが駆けつける。
　いやはや、なんたる猿芝居。意味深にデヴォンがダルラに紹介の友人のブディー（レオ・ミエル）は、あとでまったく登場せず、ダルラの家にくるシンガポールから帰国の友人のモナ（アンジェラ・マクスウェル）もいっさいカラまず、マザコンのデヴォンが泣きつく母（マイルス・ジャンセン）もストーリーの外で、七十分ちょいのディジタル作において、学芸会レヴェルでジグス・レクトの無能さを露呈。
　ウルトラ駄作といいたい。
　モナとの再会で同じようなドレスのコスチュームだけに、ダルラのボディコンのバストに浮かぶこぼれそうなオッパイは絶品と歴然だし、エンド・クレジットのバックの未使用ショットで、アストンが横目でながめるプール・サイドでのダルラが本編ではガウンを脱ぐまでだったが、俯瞰のアングルでオッパイを強調のブラやヒップラインのキュートなパンティーが明らかで嬉しいも、とにかく刺青だらけのヘーゼルだと性欲への刺激がゼロ。素っ裸にピクリとも反応なしじゃ、ただの無価値女優とはき捨てたい。
　もしＶＩＶＡホット・ベーブスでもシェリーあたりがこの役を演じていれば、ドピューッ、ドピューッ、ドピューッ、ドピューッ、ドピューッ、間違いないだろうに…。