“ＨＵＷＡＧ　ＰＯ，　ＨＵＷＡＧ　ＰＯ”
（ダメです、やめてください）
　
98/99年：グッド・ハーヴェスト・プロダクションズ
監督：Ｆ・Ｃ・ガルガンティーリア
主演：ヘーゼル・エスピノサ
　　　 ルーカス・レオナルド
　　　 アレン・ディゾン
　　　 モーリン・マウリシオ
　　　 マリタ・ソベル
　　　 パトリック・デラ・ロサ
　　　 ゾルタン・アモーレ
　　　 ジョン・アパシーブレ
　安手のハーレクインと切って捨てていいかもしれないが、ヘーゼル・エスピノサを主演にしたソフト・ポルノ・タッチだから楽しめる。
　どこかの田舎町が舞台で、モーリン・マウリシオ演じる女性がダンテ・カストロ演じる義父から犯されそうになり、幼い娘を置いて家をでていくのが冒頭。マリタ・ソベル演じる祖母に育てられて成長した娘をヘーゼルが演じるようになると、ルーカス・レオナルド演じる近所のトライシクル・ドライヴァーと恋仲。パトリック・デラ・ロサ演じる商人が横恋慕でレイプしようとするも、ルーカスが助ける。スーザン・コルプス演じるルーカスの母がヘーゼルを拒み、ヘーゼルが町をでようとしたときにアレン・ディゾン演じる有力者の息子がアメリカから帰ってきて、状況が一変。ダンテがヘーゼルをアレンとくっつけようとし、ルーカスの心配をよそに二人はラヴラヴ。でもダンテが自分を取り引きの材料にしていたと知ったヘーゼルが今度こそ本当にでていく。
　町でいきなり太ったおばさん娼婦になっているモーリンとヘーゼルが出会うのだから、あまりにもご都合主義に唖然。偶然ももっとうまく使えよ、と声がでそうになる。モーリンの家に住みこみ、いつ二人が親子だと気がつくか、と興味を引きながらも…
　ヘーゼルがモーリンによって売春を仕向けられるまでがひとつのポイント。モーリンの家にはゾルタン・アモーレ演じる斡旋屋と、ジャッキー・ディアス、ローズマリー・ローズ演じるバーのダンサー、リナ・ロサル演じるＧ．Ｒ．Ｏ．が同居していて、ジョン・アパシーブレ演じる議員にゾルタンがリナを紹介する。ジョンのＳＭ行為にリナが自殺し、ゾルタンは「サディストだ」と責めるも、女の子が足らなくなったとマルヴィ・リウ演じるママがモーリンに相談。嫌がるヘーゼルをモーリンがジョンの元へと届け…
　あわやのタイミングでヘーゼルを捜索していたルーカスがモーリンを訪ね、親子関係が判明。あわててヘーゼルがジョンにいたぶられている現場へ駆けつけるクライマックスへ。モーリンからの告白をジョンが黙って聞いていて、おとなしくヘーゼルを返してあげるラストは、ずいぶん理解のあるサディストね、と苦笑もの。
　ホント、くだらない物語だ。
　もっとも低レヴェルなのは最初から予想していたわけで、まったく評価の対象外。目的であるヘーゼルのセクシーさだが…
　ルーカスとのセックスで、ワンピースを脱がされると白いパンティー一枚。それもとってお尻丸だしの全裸。寝ころんで抱き合うとき、すっぽんぽんのヘーゼルのお尻にカメラがよったあと、オッパイもバッチリになってウワーッ。正常位でルーカスのお尻の穴がみえそうなのは、ゲーッ、気持ち悪いが…　終わってしばらくも全裸のままで、ヘーゼルのオッパイばかりでなく、陰毛も明らかで、キャーッ、引っぱってみたい。ルーカスのチンポのつけ根がのぞくから、またも「やめてくれー」と叫びたくなるも…　パトリックに襲われるシーンでは、ワンピースを引き裂かれて、ヒップに食いこんだパンティー一枚に。パトリックのチンポを蹴って逃げるのだが、破れたワンピースの布をずっと胸にあてていて、オッパイを隠したままなのが残念。アレンへ提供しようとダンテがヘーゼルの水浴びをのぞくシチュエーションでは、スリップの上から濡れて貼りつき、乳首のスケているのがモロみえよりもそそる。アレンとのデートは海岸で、個人的にはハダカと同じくらい好きな水着姿を披露してくれるのが嬉しい。ボトムにパレオを巻いていて、一瞬アレッとがっかりさせるも、すぐにアレンがパレオをほどき、青いビキニからキュートなヒップラインを浮きあがらせる。セックスへ進むと、ハンモックでアレンに抱かれ、カメラは下からのポジションで撮っていて、スケたハンモックへアレンがバックで押しつけるときにヘーゼルのオッパイがムギュッと迫ってくる。いや、スゲーッ。女性上位に変わるや、ヘーゼルの乳首がツンと立っているのがわかり、その硬くなった乳頭がアレンの胸板をスルスルッとさするから、あー、気持ちよさそう。モーリンに拾われた直後には、汚れたボディーを洗ってもらうときにヘーゼルは全裸だが、しゃがんだポーズがオッパイをみえなくしていて、ムムムムム。モーリンが服を着たままなのもサーヴィス不足。ジョンに迫られるシーンで、またまたやってくれる。赤いビキニで逃げる間じゅう、キュッとお尻に食いこんだパンティーがものすごく挑発的。ジョンにブラをはぎとられ、手でオッパイを押さえるも、あっ、乳首が…　乳首が…　すぐにジョンがパンティーにも…
　ヘーゼル最高。ほぼ文句なし。
　しかもさらにリナが、驚嘆すべき露出を披露してくれる。ジョンとのセックスで全裸になっていく過程で、パンティー一枚からおいしそうなオッパイを全開にし、うーん、よだれもの。パンティーを脱ぐと、お尻を突きだして座るポーズでなでなでしたい。ベッドでジョンに抱かれている間も、ずっとお尻がみえっぱなしなのがウハウハ。ついにジョンがキスで噛みつき、変態に走ってからが信じられない。ぶたれて逃げるときにリナの髪の毛がジャマしてオッパイの揺れがバッチリじゃないぞ、とイライラを感じていると、すぐに倒れてお股を広げ、そこからのぞいたのは間違いなくオマンコ。確かにままたきする間だが、明らかに陰毛だけでなくヒダヒダまではっきりと映っているではないか。エッ、まさか、これっていいわけ。ヴァギナだしても許されるの。いやー、びっくり仰天、まいった、降参。
　リナのオマンコみせに拍手喝采。
　ジャッキーとローズマリーはステージ・シーンで、それぞれジャッキーが赤いビキニ、ロースマリーがシルヴァーのワンピースのホット・パンツ型の水着となって、こちらもまずまず色っぽい。
　モーリンはダンテからの暴行で、スカートをまくられるまでだから、けっこう不満を残すも、女優陣のパワーで興奮しまくりの作品だったといえよう。
　なお、地方の椰子の葉を切り落とす作業風景や、ヘーゼルが鶏の毛をむしってさばく様子、アレンが経営する大きな養豚場の光景などは、風俗的興味を与えてくれた。