ＧＩＳＩＮＧＩＮ　ＮＡＴＩＮ　ＡＮＧ　ＧＡＢＩ
（夜型族）
　
86年：ダイヤモンド・フィルムズ
監督：ジョーイ・デル・ロサリオ
主演：ランペル・コファンコ
　　 　スーザン・バウティスタ
　　　 ダニエル・フェルナンド
　　　 クリス・カスティーリオ
　　　 ラウル・アラゴン
　　　 ダリア・ラミレス
　　　 コニー・アンヘレス
　　　 モニク・カスティーリオ
　　 　ペルラ・バウティスタ
　　 　ニック・リカソ
　　 　ベボン・オソリオ（リカルド・“ベボン”・オソリオ）
　不倫劇と復讐劇を両軸におくサスペンス仕こみのセクシー作。
　売れない画家のアンヘロ（ダニエル・フェルナンド）が家賃滞納で借家を追いだされ、兄のデルフィン（ラウル・アラゴン）に援助を頼む。デルフィンがカネをあげようとするが、妻のシンシアに責められるのを耳にし、もらわずに立ち去る。デルフィンは幼い娘（ベイビー・クリソル）がいるながらも浮気中で、愛人のクラウジャ（スーザン・バウティスタ）は妊娠なのに、日本へ働きにいくという。クラウジャとのセックスの現場をシンシアに踏みこまれ、シンシアが娘と家をでる。でもクラウジャがシンシアに連絡で二人が会い、話し合いでシンシアがデルフィンのもとへ帰る。一方のアンヘロはホモの友人から情報を聞き、バギオへ向かう。前のパトロンだった女性（ダリア・ラミレス）が、バギオのゲイ・バーで男のストリップ・ゴーゴー・ダンスを楽しんでいる。パトロンとの関係が復活で生活が安定。仕事でパトロンがマニラへいった留守中、家と車を借りる。あるとき、教会でミステリアスな女性をみかけ、ひと目惚れのように引かれる。声をかけても無視だが、アンヘロを画家と知り、女性はモニカ（ランペル・コファンコ）と自己紹介のあと、ドミンゴ夫人の依頼で自分の絵を描いてほしいという。モニカのヌード画が完成でドミンゴ夫人宅へ持参すれば、そんな絵は頼んでいないとけげんがられるが、絵を気に入り、大金で買ってくれる。ドミンゴ夫人が自宅に絵を飾っておけば、息子のジョジョ（クリス・カスティーリオ）がみて、ひそかにショックをうける。麻薬でラリる不良のジョジョは、バイク仲間たちとアンヘロをつきとめ、モニカは死んだはずだと迫る。アンヘロにピストルをつきつけるジョジョたちの前にモニカがあらわれ、驚くジョジョたちをディララ夫人（ペルラ・バウティスタ）が刺殺する。ディララ夫人が精神病院を逃げた患者で、モニカの母親だとアンヘロが警察から教えられる。
　アンヘロが墓地でモニカをみかけ、声をかけてみればディララ夫人だったとの伏線に、モニカが幽霊なのはバレバレだが、ストーリーはどうでもよく、モニカとアンヘロのデートでバギオの観光要素を盛りこむのも興味がなく、女優陣の脱ぎっぷりにすべての焦点が集まる。ジョーイ・デル・ロサリオの表現はスケベさとヘタさが半々で、満足の女優と不満足の女優に分かれる。
　ランペル・コファンコはヌード・デッサンで全裸のポーズをとり、オッパイ丸だし。アンヘロの幻想で絵を抜けでると、乳首の誘惑的な素っ裸でアンへロの上にのり、真横からのラインがそそるうえ、お尻を突きだすバックのショットでオマンコがみえそう。手前に炎をなめる構図でアンヘロにお尻の左右の山をムギュムギュともまれ、やや遠景なので隠れるが、もし炎による半ボカしがなく、アップだったなら、確実にアヌスがあらわなはず。しかもお尻がキュートな立ち全裸のあと、騎乗位のセックスで乳首とお尻が挑発を招くばかりか、ダニエル・フェルナンドがチンポを挿入してそうな密着ぶり。バックに変われば四つんばいのかっこうが刺激的だし、下向きのオッパイが揺れる。恋人を殺害のジョジョに犯されるときは、服を裂かれてオッパイがポロリや、全裸にむかれるも、ジョジョがパンツをはいたままのレイプにリアルさをそぐ。
　ダリア・ラミレスが個人的には素晴らしく、青いレオタードで帰宅でガウンに着がえ、背中の露出にたるみがうかがえて年齢が感じられ、赤いパンティー一枚で濡れてお尻に貼りつかせるシャワーで太めのボディーがわかるも、シャワーに入ってきたアンヘロと立って抱き合い、アンヘロのパンツをおろしてダニエルのお尻にゲーッながら、自分も乳首がのぞくトップレスにくわえ、パンティーをズラされてのお尻モロ。ややたるみ始めたお肉がプルプルと動き、バスタブに寝ころぶとアンヘロにのりかかってお尻のみえた全裸の全身を披露する。赤いベビードールでアンヘロを求めたり、マニラへでかける際の空港での赤いレオタードがムズムズなど、三十代のダリアの半熟な魅力にクラクラ。
　スーザン・バウティスタには不満が残って、デルフィンとの正常位のベッドでオッパイが陰になり、ラウル・アラゴンのお尻がでるのに、横からの腰まわりのみで、肝心のパーツが隠れる。
　麻薬を吸ってジョジョがフェラチオさせる、陰毛の間にオマンコがチラつきそうな女性を演じるのは、顔がはっきりしないが、エヴァ・ラモスだと思う。
　なお、シンシア役とドミンゴ夫人役の中年女性ふたりは、どちらがコニー・アンヘレスでどちらがモニク・カスティーリオか、はっきりしない。ベイビーが偽キティーのバッグをもっているのには、笑ってしまう。