ＧＡＲＡＰＡＬ
（すごくあからさなま恥知らず野郎）
　
00年：リーガル・エンターテインメント
監督：ポン・メルカド
主演：ガーリー・エストラダ
　　　 ララ・ファブレガス
　　　 トントン・グチェレス
　　　 サマンタ・ロペス
　　　 ディンキー・ドゥー・ジュニア
　Ｃ級の宿命とあきらめるべきか、あまりのスケールの小ささを演出でカヴァーできなかった駄作、といった感じ。
　まず悪の取り引き現場に始まり、トントン・グチェレスがボスを演じる一味によってカネを横どりが冒頭。トントンは手下を裏切ってうまく処分するが、ガーリー・エストラダ演じるその中の一人だけが生き残り、復讐におよぶとのストーリー。
　起きあがった瀕死のガーリーが道路へでて、ララ・ラブレガス演じる女医が運転の車にでくわすまでのタイトル・バックとダブる部分がいかにも間のびし、イライラを招くくらいで、早くもしょうもなさそうと予感が走る。
　ララが弾丸を抜きとる手術のあと、警察に通報しないのはヘンと思わせながら、実は亡くなった前の夫にガーリーが瓜二つとは、いくらなんでも偶然すぎて唖然。
　ガーリーとトントンの銃撃戦や情報の探り合いが展開の中盤部は、さしたる盛りあがりもなく、だんだんとタルさばかりに眠気をおぼえる。ララがガーリーに協力などのふくらみをプラスも、いつまで先へ進まないことをやってるんだ、とあきれが怒りに変わったあたりで、ガーリーがつかまってドリルで脚に拷問をうけるクライマックスへ。
　でも燃えあがった車のドアがトントンの頭上に落下でいきなり終わりとは、オイオイ、バカにするくらいあっさりじゃないか。
　ちょっとむなしさしか残らない作品だ。
　これで女優の魅力のカヴァーがあれば文句もないのだが…
　ガーリーの元恋人で、トントンに寝返った女を演じるサマンタ・ロペスがやってくれる。ガーリーとの思い出のセックスで、オッパイがドバッと全開ばかりか、やや乳輪の大きな乳首がドアップでバッチリ。
　スゲーッ。
　トントンとのセックスでもオッパイ丸みえだが、美人は美人ながら、乳房に刺青を入れているために好みの範囲外。期待はあくまでララにかかるのものの…
　ガーリーとのベッド・シーンで正常位と女性上位を繰り返すばかりのショットつなぎが単調なうえ、露出を抑えたままにアレレ。サマンタとレズに発展かと期待のシチュエーションでさえ、いよいよ裸だぞと盛りあげたにもかかわらず、服を脱ぐ前に銃をつきつけて中断にオイオイオイ。
　モデル風の容貌なれど、下からのアングルで顔を撮ったショットで鼻の形のイマイチさがバレて、ララも満足をくれない。
　あー、つまんねー。