ＤＡＬＡＷＡＮＧ　ＰＩＳＮＧＩ　ＮＧ　ＬＡＮＧＩＴ
（空にある二つのほお）
　
01年：エル・ニーニョ・フィルムズ
監督：セザール・ＳＢ・アベーリア
主演：ニニ・ハシント
　　 　アルマ・ソリアノ
　　 　マイク・マガット
　　 　フランシス・エンリケス
　　 　シャンハイ
　　　 テン・テン
　　　 シンタロ・タカムラ
　初対面のとき印象の悪かった二人。ニニ・ハシント演じる女学生は、マイク・マガット演じる有能な弁護士の愛人。フランシス・エンリケス演じる男子学生は、アルマ・ソリアノ演じるビジネス・ウーマンのツバメ。そんな二人が友人の誕生パーティーのときにダンスで恋に落ち、それぞれのパトロンにナイショで交際するも、バレないわけがない。独立で一緒に暮らすようになると、カネづるを失って貧乏暮らしに。フランシスがアルマのところへやってきて、まだ未練タラタラのアルマから睡眠薬を飲まされたうえに愛撫をうける。心配になったニニがアルマのところへきてみると…
　アルマがニニに殺意を抱くあたり、ほとんどといってよいほど説得力がない。
　取っ組み合いに発展で反対にニニがアルマを刺殺し、その一部始終をマリルー・ヴェル演じるアルマの姉がみていた。
　と誰だってあとは予想のつく展開。フランシスが代わりに警察へ出頭し、ニニから頼まれて悩んだすえにマイクが弁護を引き受け、マリルーの証言で無罪を勝ちとって終わり。
　セザール・ＳＢ・アベーリア監督に学芸会以上の内容を求めてはいけない、とあらためて納得。
　目的はニニのヌードだから、それさえ満足なら文句はない。
　ただしここでは嬉しいことに、アルマが期待以上に頑張っている。勉強中のフランシスをベッドへ引きこむシーンで、レースの下着の胸元からでた半乳首が妙に色っぽい。お尻にはパンティーが食いこみ、まさに堂々たるボディー。二回目のセックスではフランシスにパンツを引っぱって脱がされるや、黒い紐Ｔバックのパンティーになり、自分でパンティーの中に手を入れるしぐさにドキッ。黒いブラからはまたも半乳首で、この半分しかみえていないあたりが実にそそる。三回目のセックスはベッドの横で黒い下着のブラをとってオッパイをモロだしのあと、前かけというか、エプロンのような下着をつけるのだが、うしろはＴバックのパンティー一枚の状態。騎乗位の形でもだえ、エプロンからオッパイがこぼれそうになり、丸みえよりもこのほうが想像力をギンギンに刺激する。ニニが訪ねてくるシーンでは、眠るフランシスを横に呼びリンが聞こえてベッドから起きあがると、全裸にガウンをはおり、このときオッパイが堂々の露出なのはもちろんのこと、陰毛までチラッ。ニニとの取っ組み合いに発展で下半身からガウンがめくれあがり、チラチラお尻がでているから、やっぱり陰毛もバッチリかなあ、それとも前貼りをしているかなあ、とアソコばかりに全視線を集中させる。なんとなくみえたか、みえないかなものの、いやはやドキドキの連続。
　アルマの大人の魅力に圧倒されるばかり。若い男が忘れられないという、小柳ルミ子にも匹敵の性格の悪い女ぶりもなかなか好演である。
　若いニニはマイクとのセックスの前にシャワーを浴びるシーンから、石鹸の泡の水がしたたるオッパイやお尻にオオオーッ。いざセックスを始めるとオッパイがポロンとでて、キャーッ、ステキー。下着で寝ているときにフランシスから電話があるシーンでは、胸の谷間だけでなく、こちらも半乳首をだしっぱなしで、もうワザとやってるんじゃないかと思えるが、ただただ悩殺されるのみ。フランシスとのセックスでは、座位でオッパイを揺らすポーズにウハウハ。二回目は全裸にシーツを巻いているも、シーツをとられてオッパイ全開に露出のとき、乳首のアップまであるではないか。三回目は赤いスリップを脱がされ、仰向けに寝ころんだ乳房のみごとな形に、うーん、吸いつきたい。
　ニニの友人役でマリネラ・モランが出演し、まったく脱がないままなのは残念だが、タイプじゃないからまあいいか。同じく友人役でエリリン・サルヴァドルとチキ（？）が出演し、ともに美人だから、興味を引きつける。
　なお、シンタロ・タカムラ演じる日本人がどこかのバランガイで夜にビールを飲んでいて、ニニとフランシスに紹介されるエピソードはまったくドラマにからんでこないから、あってもなくてもよい感じだが、どことなく自分と同じことをしている日本人だなあ、と思ってニヤニヤが起きる。