01年：ＡＴＢ−４フィルムズ
監督：アンヘリート・Ｊ・デ・グスマン
主演：イロナー・マルケス
サブリナ・Ｍ
レイ・ＰＪ・アベリアーナ
ラフィー・アニド
フェルナンド・モンテネグロ
ジョニー・ヴィカール
エルウィン・モンテス
エリック・ロドリゲス
ライラ・ロレナ
スサーナ・オルティス
マイク・ヴェルヘル
ジュン・アレナス
ジェーク・マドリガル
陳腐な復讐劇ながら、いかにイロナー・マルケスのボディーを挑発的にみせるかに主眼を置いたセクシーもの。おそらくイロナーはフィリピンの女優で一番巨大なオッパイの持ち主だろうが、度を越えた爆乳はそれほど好きじゃないので、タイプの外にいるといえる。でも多彩なシチュエーションでヌードを炸裂だから、圧倒的なパワーを放つ内容になっている。
ジェーク・マドリガルとサブリナ・Ｍ演じるカップルが幼い娘を連れて逃げ、野郎ども六人組に殺されるのが冒頭。うち四名からサブリナはレイプを受け、パンティーを引きちぎられるも、中身の露出がなくてアレレ。マイク・ヴェルヘル演じる男たちのボスは警官で「誘拐だ」といっていて、くわしい事情の説明がないままに先へと進行する。テア・ユシ演じる女の子だけが助かり、ストリート・チルドレンたちとサンパギータを売っているところをジュン・アレナス演じる六人組のメンバーが発見。あやうくつかまるのを、ライラ・ロレナ演じる女性が救う。ライラがテアを連れて地方のリンダ・カセレス演じる友人宅へ避難し、テアを娘として育てるのだが、どうしてこんなにもストレートに愛情を注げるのか、もっと説得力のある設定がほしかった。
生活のためにライラはバーのダンサーになり、みごとな食いこみＴバック一枚にロング・ブーツのハダカをさらすのがウハウハ。容貌はイマイチながら、プロポーションがバツグンだし、ほどよい大きさのオッパイがキュート。ヒップの形はパーフェクトに近い。テアがステージをのぞいて驚く表情へ反応する、哀愁の視線もみごと。
ちなみにオベット・アキサ演じるリンダの夫がトライシクル・ドライヴァーで、完全にリンダの尻にしかれているのがフィリピンぽくておかしい。
プールへ泳ぎに行ってライラだけでなく、ブスのリンダもセパレーツの水着になるも、いわゆる一般的なフィリピーナらしい、短パンに厚めのブラという、普段着の延長のようなやつ。プール・サイドを走るテアがイロナーにチェンジでときの流れを示し、いきなりイロナーが黒いビキニ・パンティーにＴシャツ一枚、しかも濡れてピタッと貼りつき、乳首もくっきり浮きあがったオッパイをゆさゆさと揺らしながらの登場に、思わずスゲーッ。それにしてもまあ、二つ並べたゴム・ボールのごときオッパイだなあ。
テアの誘拐にかかわった冤罪で服役していたエリック・ロドリゲス演じるライラの夫が帰り、当然ながらイロナーへ欲情をもよおす。水浴びをのぞくとき、石鹸で全身を洗う素っ裸のイロナーがフェロモン・ムンムン。前かがみの姿勢で揺れるオッパイなど、よくこんな肉のかたまりをつけて重くないな、と思えるほど。ホント、立っているのも大変なんじゃないか。寝室でレイプにおよび、イロナーのパンティーを力まかせにむしりとると、バックでセックス。ライラが気づいて取っ組み合いへ発展し、エリックがライラを刺す。イロナーがエリックを刺し返すときはトップレスのままで、オッパイがプルンプルン。
ライラの死体にすがって泣くイロナーの横へマイクが現われ、探していた少女のその後だと直感ながらも、すぐに拘束しないのは、あとへ続けるためのご都合主義とあきれる。マイクの部下らしきウィリー・ユシ演じる警官と、ジョニー・ヴィカール演じる刑事が別々にイロナーを捜査する人間関係の妙チクリンさも、さっぱり整理できていない。
イロナーはダンサーに職を求め、たまたま入ったバーでスサーナ（スサンナと表記されるほうが多い）・オルティス演じる、かつてのストリート・チルドレンの仲間と再会。ロリー・アキサ演じるスサーナの恋人がラフィー・アニド演じる友人をイロナーに紹介し、二人が恋に落ちる。
イロナーのステージ・ダンスは、とくにハイライトともいえる見せ場。ゴールドとシルヴァーの光沢Ｔバック水着で脚を左右に開いてワンワンのポーズをとり、突きだしたお尻をカメラは正面のアングルでとらえるから、食いこむ紐パンティーの奥にアナルのシワシワがみえる寸前。衣装をチェンジすると、またもやブルーの光沢Ｔバックで、ブラをはずすときにうしろを向いて前かがみのポーズになり、再び食いこみ紐一本のお尻を眼前に。
スサーナもステージ・ダンスを披露し、やはりシルヴァーのパンティーで前かがみになってお尻を突きだすも、紐Ｔバックじゃないぶんだけ減点。
イロナーとラフィー、スサーナとロリーがプールでＷデートのシーンは、イロナーのオッパイをくるむ超ビキニのブラがあまりに小さく、はみでそうなハラハラ感にゾクゾク。イロナーなめのショットで対面にスサーナのプールからあがるかっこうが映り、ちゃんとアップでみたかったなあ。
ラフィーとのセックスになって、シャワーを浴びるイロナーの全裸には、ただただ驚嘆。ガバッと迫りくるオッパイの存在感は、さながら地球に接近する彗星のよう。二度目のベッドは座位でオッパイをダメ押しモロに、ほとんど言葉を失う。
この間、たまたまバーにきていた客にアリエル・ヘンソン演じる六人組のレイプに参加しなかった一人を発見し、こっそり殺害からリヴェンジを開始。ブロンドのかつらに黒いトレンチ・コートのスタイルで一人ずつ血祭りにあげていく。
ジュンの家へ娼婦然と押しかけ、シャワーで刺すときの全裸はもうひとつ盛りあがらないものの、同じバーになじみの女がいたエルウィン・モンテス演じるメンバーの始末がまずまず。なじみの女にバケて素っ裸でシャワーを浴びているうしろ姿の、肉感的なお尻丸だしがよだれを誘発。倒れるエルウィンを振り向いて受けとめる体制で、今にもイロナーの陰毛がみえそう。フェルナンド・モンテネグロ演じるメンバーにはホテルで会い、フェルナンドの「脱いでくれるかな」に「いいわよ」とクールに応じ、黒いパンティー一枚。「もしよければ、それも…」で全裸を真うしろからとらえ、カメラが寄ると、お尻を画面右半分のドアップで映しながら前かがみになるので、アナルどころか、オマンコののぞく一歩手前。
みごとすぎるじゃないか。
主犯のマイクだけ色じかけをもちいないのは、面がわれているからか。
ラフィーがイロナーを実家へ招いて両親を紹介に、母の再婚相手だった下半身不随の義父がレイ・ＰＪ・アベリアーナ演じる市長で、イロナーの実父だったとのオチ。ロリーの「ラフィーの父が市長だ」との台詞に伏線が張ってあったのを思いだす。イロナーはとっさに母の仇とナイフをつきつけ、レイの回想でサブリナ殺害の事情が明らかに。
ジェークとの浮気のセックスで、サブリナはシーツを身体に巻いたままのうえ、ジェークがレイともみ合って二階から突き落とすのをとめるときスリップ姿だから、ついにオッパイみせがなく、ちょっとサーヴィス不足かな。
タイミングよく駆けつけたジョニーが発砲も、誤ってレイに当たるラストで偶然の使用がヘタだし、考えてみればイロナーは五人しか殺してしないから人数が合わず、いやはや、無茶苦茶なストーリー。
まあ、そんなこったあ、どーでもいいか。
本来なら興奮を呼ばないイロナーにイカされまくりだから、拍手喝采。
