ＢＩＢＩＮＧＫＡ　　ＡＰＯＹ　ＳＡ　ＩＬＡＬＩＭ，ＡＰＯＹ　ＳＡ　ＩＢＡＢＡＷ
（餅のようなお菓子　底には火、天にも火）
　
02年：エル・ニーニョ・フィルムズ
監督：セザール・ＳＢ・アベーリア
主演：ヴィア・ヴェロソ
　　 　ＫＣ・カスティーリオ
　　　 フランシス・エンリケス
　　 　シャンハイ
　　 　テン・テン
　　 　アンジェリカ・レイエス
　　 　エテル・ヴィリアーヴィライ
　セザール・ＳＢ・アベーリアらしい安易なドラマだから内容に期待しないながらも、ヴィア・ヴェロソとＫＣ・カスティーリオのセクシー競演は見逃せない。
　田舎に住むエテル・ヴィリアーヴィライ、アンジェリカ・レイエス、テン・テン演じる三人兄弟は、ミア・モラン演じる母がビビンカというお菓子を売って生計を立てている貧しい一家。ミアがガンで余命いくばくもなくなり、マリルー・ヴェル演じる従姉妹が長姉のエテルを引きとり、妹のアンジェリカと弟のテン・テンにはそれぞれテス・オリアスとヘレン・アンナン演じる里親をみつけてくる。もらわれたほうが裕福な家庭で「そのうちアメリカのディズニー・ランドへ連れて行ってあげる」なんていっているのが興味深い。
　子どもたちが大きく育ち、それぞれヴィア、ＫＣ、シャンハイが演じるようになると、ヴィアはマリルーとビビンカの食堂を開いていて、石臼や土鍋のようなものを使ってビビンカをつくる光景がまた好奇心をそそる。
　会社の若手役員のＫＣにはフランシス・エンリケス演じる恋人がいるのだが、たまたま開発事業の仕事で田舎へきたフランシスがビビンカを売るヴィアをみそめ、二股をかけたから、姉妹と知らずにヴィアとＫＣが対立という物語。
　とにかく何がいい加減といって、シャンハイはシャブにおぼれ、ＫＣからカネをせびったりのあと、あっさり警察に射殺され、それに対するＫＣの反応がでてこない。ヴィアとＫＣが再会してからも、弟のことが話題にならず、だったら最初から登場させる必要なんかなかったんじゃないか、といった感じ。ＫＣがヴィアのところへケンカを売りにいく展開も、その場ですぐに姉だと気がつくから、お互いに血のつながっている事実を知らないままに傷つけ合うといったドラマティックな盛りあがりを欠いてしまう。
　ヒデー！
　ＫＣとの結婚式となるも、最終的に浮気性のフランシスを二人ともがフるのは、途中からわかっているも同然。
　まあ、話の進めかたなんか、どうでもよい。ほぼ交互に打ってくるヴィアとＫＣのセクシー・パンチにヘロヘロになる。
　まずＫＣはオフィスでの赤いボディコンの超ミニスカがそそるうえ、プールからあがるときにビキニのお尻のアップが入り、肉感的でプリプリしているのに興奮。水着のまま食事する際の、手を突っこみたくなるような胸の谷間が挑発的。フランシスとのセックスに進むと、かわいい乳首の露出もあって、ウウウ、ウワー。シャハイがカネのむしんにくるときのピタパンも色っぽい。
　ヴィアは家で姉妹の思い出の品を落とすときの下着が、ブラからオッパイがこぼれそうで、ああ、やっぱり素晴らしい。フランシスに誘われてデートの準備のためにシャワーをあびるシーンは、片脚をあげてやや突きだす形になったお尻からはじまり、肌のスベスベしたオッパイに水がしたたっていき、ほとんどビビンカよりもおいしそうなボディー。
　ＫＣのほうはラヴ・ホテルでフランシスが一緒にシャワーを浴びにこないのをせかすシーンで、同じようになでなでしたいお尻と、モミモミしたいオッパイの全裸を披露してくれて、もうビンビン状態を招くジャブの応酬。
　続いてヴィアはフランシスとのセックスで黒いブラをとられ、ツンとした乳首をのぞかせると、滝のある池で抱き合い、白いシャツを濡れたスケスケ状態にしてくれる。
　ＫＣはといえば、再びプールからあがり、ヒップラインをキュッと浮きあがらせ、胸元からフェロムンがムンムンだから、中身がみえている以上に刺激的。
　しめに二人そろってのヌードを全開はいうまでもない。思い出の滝のある池ですっぽんぽんになって泳ぎ、石に腰かけたときの並んだうしろ姿で、甲乙つけがたい美尻ながらも、ＫＣのほうはアナルのみえそうなポーズをとるから、ウヒャー、まいった、完全にノック・アウト。オッパイは形の違いがＷパンチでよだれものだし、陰毛がチラつくショットもあるし、しばし呆然。
　カーッ、文句なしにマサラップな映画です。
　あとシャハイの恋人役でマリー・カイがオッパイのこぼれる寸前のベッド・シーンを繰り広げるが、どちらかというとブスだし、これはオマケ。