ＡＰＯＹ　ＳＡ　ＫＡＲＡＧＡＴＡＮ
（火の海）
　
00/01年：リーガル・エンターテインメント
監督：マウロ・ジア・サモンテ
主演：ジェストニ・アラルコン
　　　 トントン・グチェレス
　　　 デレク・ディー
　　　 エドガー・マンデ
　　　 タラ・ヴィロス
　　　 カラ・クリステル
　　　 ロベルト・ミレル
　　　 フロイラン・サレス
　　　 アレックス・ボラド
　　　 エディー・パティス
　　　 クリスチャン・ガリンド
　二流セクシー・スターのカラ・クリステルをみる作品であって、それだけともいえる。
　結婚式から始まり、トントン・グチェレス演じる幸福な花婿が、船に乗ってやってくる伴侶を迎える演出が興味深い。そこへデレク・ディーがリーダーを演じるゲリラが襲撃してきて、カラ演じる花嫁を奪い、身代金を要求。トントンは奪還に百万ペソの懸賞金をかけ、ジェストニ・アラルコン演じる私立探偵がこれを受けると名乗りでる。
　ジェストニの事務所で秘書がでがらしのコーヒーを入れ、ジェストニが「まずい」と文句をいうあたりは、アメリカのハード・ボイルドの探偵ものをまねたのだろう。エドガー・マンデ演じるデレクの部下がジェストニの捜査への参加をうわさしていて、そんなに有名な探偵なの、といったキャラクター設定の無理を感じる。
　たまたま海に脱ぎ捨てられたウェディング・ドレスを海岸で拾った少年や、その少年の紹介によるエディー・パティス演じるガイドの協力を得てジェストニはあっさりとカラを救出。ところがカラはデレクと恋仲で、一緒に逃げるのを拒む。初めてカラが母親に連れられてトントンに会った回想において、トントンはカラのパンティーを脱がしてオマンコにチェックを入れ、レイプ同然にセックスしていて、しょうもないヤツ。実は嫌な結婚を避けるための狂言誘拐だったことがわかる。ジェストニはオジャマ虫ともいえるわけだが、それでも賞金のためにカラを奪おうとするから、もはやヒーローと呼べないではないか。撃たれて手術されたばかりだというのに、トントン自らが銃をかまえて乗りこんでくるのは、相当に無茶苦茶な展開。今さら妻にできるかとカラにも発砲し、ジェストニがトントンをやっつけて終わり。部下を従えているにもかからず、ジェストニとトントンが対決するときは二人きりだから、ほかの者はどこにいるんだとの疑問も起き、アクション映画としてはひどいでき。
　でもカラの脱ぎっぷりはみごとにつきる。
　誘拐された直後の船の上でウェディング・ドレスから着がえるとき、上半身裸になるも、長髪がジャマして乳首が隠れたまま。ジャングルでデレクが欲情の視線を向けるや、カラはジーンズの短パンで、ハミケツ状態。えっ、この程度の露出なの、と思っていると、デレクに愛撫されたあとに水浴びのシーンで、短パンのジッパーをゆるめてオマンコのあたりにも水をかける。そして黒いをシャツを脱ぎ、オッとオッパイがみえたぞと興奮が起こったあと、短パンもおろして全裸に。
　うー、おいしそう。
　なんて舌なめずりするも、こんなのはまだまだ序の口だった。デレクと池でハシャぐシーンでは、デレクが素っ裸のカラのボディーを支え、カラは水泳の練習をする。いわゆるバタ足というやつで、水しぶきをあげるカラの脚の先にはお尻の割れ目の下に黒い影が…　ウッ、オマンコみえそうだよ、と唖然。やや遠景で撮っているのが不満ながら、こりゃあ、しょうがないでしょ、とすんなり納得。もし近くから撮影したら、オマンコがズバッと写っちゃったに違いないから。今度は仰向けになると、オッパイだけでなく、陰毛もあらわに。カメラが寄って、デレクが乳首をチュッチュッと吸ったあとにプルンプルンと乳房が揺れる。デレクが潜り、水の中にある下半身の陰部をなめる。
　ウヒャーッ。
　トントンが上陸でデレクとのセックスを目撃し、逆上で撃つシーンでは、カラが全裸のまま逃げる。
　ジェストニにつかまるときは、ピンクの薄いスリップを着ているも、川につかって濡れているため、オッパイは完全にスケスケ状態。しかも水の流れによってスリップがまくれ、ときどき中身が丸みえに。なんという挑発的なシチュエーションであることか。逃げようとするカラをジェストニが荷物のようにかつぎあげるや、ペターッとスリップが貼りついたノー・パンのお尻が超アップでドバッ。もはやエッチすぎて、頭がパーになる寸前。
　ボートでトントンのいる船へと向かうクライマックスになって、トントンがいきなり撃ってきてカラが海へと落ち、このあとの描写がやってくれる。カラのスリップは海中でフワッと浮上するため、下半身がモロだしになり、うしろ姿でお尻が迫る。もし正面からのショットになったら陰毛もバッチリだなと想像していると、実際そうなるばかりか、立ち泳ぎで脚をバタつかせ、大股開きのポーズに。ブクブク泡がでて肝心のパーツの前に障害をつくり、透明感のある海ながらもややピンが甘い画面なのは当然とはいえ、股の奥から浮かびあがってくるのは、まさしく女性器。
　オオオオ、オマンコだ。
　みせちゃって、マジでいいわけ。
　次々とボートが爆発炎上し、あたりが火の海となるアクションのハデさなど、もはや眼中にない。
　デレクが助けにきて、海岸までたどりついたカラはダメ押し的に陰毛をみせっぱなしで、とにかく心ゆくまで快感に追いこんでくれる。もう少し美人だったら文句のないところだが…
　カラに惜しみない拍手。
　あとジェストニの追っかけ女を演じるタラ・ヴィロスが、アレックス・ボラド演じる暴漢に撃たれて気絶するジェストニを助け、パンティーを脱いで騎乗位でセックスのシーンでオッパイをポロッ。
　ジェストニの秘書を演じる女優とデレクの部下の女性隊員を演じる女優の、どっちがアルレーネ・パティナクでどっちがディーナ・ビタンゲルかわからないのだが、秘書のほうはちょっとかわいい。隊員のほうは船の上でカラに着がえさせるため、デレクから「つけているブラとパンティーを貸してやれ」と命じられると「ブラはしてない」と脱いでみせるシーンで、オッパイを堂々の丸だしに。エディーにつかまってビーチにくくられるや、波が寄せてきてシャツがめくれあがり、またしてもオッパイが…　ただし、いかにもブスっぽいから、オマケ程度のサーヴィス。
　いやあ、カラのヌード攻撃には体力を消費したわ。